JSF 1.2 フォームコンポーネントの「プロパティー」ウィンドウ
関連項目
フォームコンポーネント をページに追加したあと、「ナビゲータ」ウィンドウ でコンポーネントを選択すると、プロパティーが「プロパティー」ウィンドウに表示されます。
この JavaServer Faces 1.2 コンポーネントには、次のプロパティーがあります。
「一般」
id。 型: String
ページ Bean および JSP ファイルでのフォームコンポーネントの名前。
Appearance
style。 型: String
コンポーネントに適用する階層式スタイルシートの規則 (CSS レベル 2)。例:
position: absolute; left: 288px; top: 312px
値を直接入力するか、省略符号ボタン (...) をクリックしてスタイルエディタ を使用して入力します。
このプロパティーは、このコンポーネントのテーマまたはプロジェクトの CSS ファイルの設定をオーバーライドします。コンポーネントの一部が、別のスタイル設定の子コンポーネントによって隠されていると、このプロパティーに指定されているスタイルが適用されていないように見えることがあります。
CSS2 スタイル属性の一覧は、次の Web ページを参照してください。
styleClass。 型: String コンポーネントの生成時に適用する CSS スタイルクラスの空白区切りのリスト。スタイルクラスは、プロジェクトのスタイルシートまたはテーマの CSS ファイル内で定義されている必要があります。省略符号ボタン (...) を押すと、このプロパティーに追加できるすべてのスタイルが表示されます。プロジェクトの階層式スタイルシートに CSS のクラスや規則を追加する方法については、CSS エディタ を参照してください。
このプロパティーに追加されたクラスが、コンポーネントに対して効果がないように見えることがあります。このように見える理由については、上記の「style」プロパティーの注を参照してください。
動作
autoComplete。 型: boolean
このプロパティーによって、Microsoft Internet Explorer と Firefox の各ブラウザの自動補完機能が有効になります。このプロパティーはデフォルトで選択されています。プロパティーの選択を解除した場合は、これらのブラウザで自動補完が無効になります。
target。 型: String
フォームに対する応答を描画するフレーム。この名前を持つフレームが存在しない場合は、ユーザーによって無効にされない限り、応答は新しいウィンドウに描画されます。次のフレーム名は特別な意味を持ちます。
_blank - 名前のない新しいウィンドウに応答を描画します。
_self - 現在のフレームに応答を描画します。
_parent - 接しているフレームセットの親に応答を描画します。
_top - フレームのない完全なウィンドウに応答を描画します。
visible。 型: boolean
描画される HTML ページでコンポーネントをユーザーに見えるようにするかどうかを指定します。このプロパティーはデフォルトで選択されています。このプロパティーを選択解除した場合、コンポーネントの HTML コードはページに描画されますが、スタイルの設定で非表示になっているので、コンポーネントをブラウザでは見ることができません。HTML コードが描画されているためコンポーネントはフォーム送信時に処理され、ブラウザでソース表示すると HTML コードを見ることができます。このほか、Web アプリケーションはクライアント側の JavaScript を使用して、コンポーネントを表示/非表示にできます。
たとえば特定のユーザーには見せない情報が含まれているなど、コンポーネントを完全に非表示にする必要がある場合は、「rendered」プロパティーを選択解除します。
JavaScript
onClick。 型: String
ユーザーがコンポーネントをクリックしたときに実行する JavaScript。
onDblClick。 型: String
ユーザーがコンポーネントをダブルクリックしたときに実行する JavaScript。
onKeyDown。 型: String
コンポーネントにフォーカスがあり、キーが押されたときに実行する JavaScript。
onKeyPress。 型: String
コンポーネントにフォーカスがあり、キーが押されて離されたときに実行する JavaScript。
onKeyUp。 型: String
コンポーネントにフォーカスがあり、キーが離されたときに実行する JavaScript。
onMouseDown。 型: String
マウスカーソルがコンポーネント上にあり、ユーザーがマウスボタンを押し続けているときに実行する JavaScript。
onMouseMove。 型: String
ユーザーがコンポーネント上でマウスカーソルを動かしているときに実行する JavaScript。
onMouseOut。 型: String
ユーザーがコンポーネント上に置かれていたマウスカーソルをコンポーネントの外に動かしたときに実行する JavaScript。
onMouseOver。 型: String
ユーザーがコンポーネント上でマウスカーソルを動かしているときに実行する JavaScript。
onMouseUp。 型: String
マウスカーソルがコンポーネントにあり、そこでユーザーがマウスボタンを離したとき実行する JavaScript。
onReset。 型: String
ユーザーがフォームをクリックしたときに実行する JavaScript。
onSubmit。 型: String
ユーザーがフォームをクリックしたときに実行する JavaScript。
詳細
enctype。 型: String
サーバーへのフォームのデータの送信に使用するコンテンツタイプ。省略符号ボタン (...) をクリックすると、メディアタイプを選択したり、新しいメディアタイプを追加するためのダイアログが開きます。登録済みのメディアタイプの一覧は、次の URL にあります。
フォームのデフォルトのメディアタイプは、application/x-www-form-urlencoded です。このメディアタイプでは、フォームのフィールド名と値は次のようにエスケープされます。
空白文字は「+」に置き換えられます。
予約文字は、パーセント記号 1 つと、文字の ASCII コードを表す 2 桁の 16 進数でエスケープされます。
フィールドはフォームでの出現順序で並べられます。名前と値は等号 (=) で区切られ、各フィールド名の前にはアンパサンド 1 つ (&) が付きます。選択されていないラジオボタンやチェックボックスなどの値が null のフィールドは省略されることがあります。値属性を持つ非表示のフィールドは含められます。
internalVirtualForms。 型: Form$VirtualFormDescriptor
表コンポーネントなどのフォームのコンポーネントに内部で使用される仮想フォーム。コンポーネントの作成者は、開発者に公開されている仮想フォームのセットとは別に、このセットを操作できます。このセットは、開発者に公開されているセットが参照されたあとで参照されます。子孫を表すには、コンポーネント ID のあとに :* を使用します。たとえば、tabel1:* は、table1 コンポーネントのすべての子孫を表します。
rendered。 型: boolean
選択した場合、ページが送信されるたびにフォームが描画され、処理されます。選択しなかった場合、フォームがページに表示されることはなく、非表示コンポーネントとしても描画されず、そのフォーム上のコンポーネントも表示されません。
このプロパティーは、フォームをいつ描画するかを決定する JavaBean プロパティーにバインドできます。たとえば航空機の予約ページで、頻繁に利用する顧客にはフォームを表示し、一般の利用客には表示しないようにできます。このプロパティーをバインドするには、プロパティーの右側にある省略符号ボタン (...) をクリックし、ダイアログで「バインドを使用」を選択します。
virtualFormsConfig。 型: String
このフォーム内の 仮想フォーム の構成。各仮想フォームは String 型で表され、パイプ (|) 文字で区切られた 3 つの部分から構成されます。仮想フォームの名前、仮想フォームに含まれるコンポーネント ID の空白区切りのリスト、および仮想フォームを送信するコンポーネント ID の空白区切りのリストです。複数の仮想フォームはコンマで区切ります。
関連項目
フォームコンポーネント
コンポーネントの手順
コンポーネント関連の手順早見表
著作権と商標について