If
関連項目
If アクティビティーは、ビジネスプロセスインスタンスの条件付き動作をサポートします。If アクティビティーは、If 要素と ElseIf 要素によって定義された条件分岐からなり、オプションとして Else 分岐を伴う場合があります。If 分岐と ElseIf 分岐の条件は、出現する順序で評価されます。実行時には、条件が真となる最初の分岐を取得し、その分岐は If アクティビティーに指定したアクティビティーを提供します。つまり、条件が真となる複数の ElseIf 分岐が存在しても、そのうちの最初の分岐だけが実行されます。
どの分岐も真にならない場合は、Else パスが選択されます。Else 分岐が明示的に指定されていない場合、その分岐は空アクティビティーを持つと見なされます。If アクティビティーは、選択された分岐のアクティビティーが完了したときに完了します。
BPEL デザイナーを使用する場合、次のようにして If 要素に分岐を追加します。
- If 分岐は、図に If 要素を配置すると自動的に作成されます。If 分岐に、If 条件が真の場合に実行されるアクティビティーを挿入します。
- ElseIf 分岐は、メインの then アクティビティーが真でない場合に選択される追加条件分岐です。ElseIf 分岐を追加するには、ポップアップメニューを使用します。プロセスに必要なだけ、いくつでも ElseIf を追加できます。
- Else 分岐は、ほかの分岐の条件がすべて真でない場合に選択されます。
If 要素を使用するには、次の手順に従います。
- デザインビューで、パレットから図へ If 要素をドラッグします。
- 図上で If 要素を選択します。
「プロパティー」ウィンドウに「If」プロパティーが表示されます (Ctrl-Shift-7)。
- (省略可)「プロパティー」ウィンドウで、If 要素の名前を入力します。
- 実行されるアクティビティーを If 分岐までドラッグします。アクティビティーのプロパティーを設定します。
- 次のいずれかの方法によって、If 分岐の条件を指定します。
- If 要素の「プロパティー」ウィンドウで、「条件」プロパティーの省略符号ボタン (...) をクリックし、テキストエディタウィンドウで条件を追加します。
- 「BPEL マッパー」ウィンドウを開き (「ウィンドウ」>「BPEL マッパー」)、 BPEL マッパー を使用して条件を指定します。
- 次のようにして、そのほかの分岐 (ElseIf および Else) を追加します。
ElseIf 分岐を If 要素に追加するには、次の手順に従います。
- If 要素を右クリックし、「Else If を追加」を選択します。
- ターゲット場所に ElseIf アクティビティーを配置します。
- ElseIf に定義した条件が真の場合に実行されるアクティビティーを ElseIf に追加します。
条件を定義するには、 BPEL マッパー を使用します。
- (省略可) さらに ElseIf アクティビティーを追加するために、「Else If を追加」を選択してアクティビティーを追加します。
Else 分岐を If 要素に追加するには、次の手順に従います。
- Else 分岐上で実行するアクティビティーを、スラッシュマークで示されたコネクタパスまでドラッグします。「プロパティー」ウィンドウを使用してアクティビティーを構成します。
ElseIf 分岐の順序を変更するには、次の手順に従います。
- デザインビューで、ElseIf 分岐をドラッグし、2 番目の ElseIf 分岐近くに表示されているプレースホルダへドロップします。
- メインの If 分岐上に表示されているプレースホルダへ ElseIf 分岐をドロップすると、ドラッグした ElseIf 分岐内のアクティビティーがメインの If 分岐内のアクティビティーと入れ替わります。
- 関連項目
- BPEL マッパーについて
- BPEL デザイナーパレット: 構造化アクティビティー
- BPEL デザイナーのデザインビューについて
著作権と商標について