このダイアログでは、ボタンコンポーネントの「text」プロパティーや画像コンポーネントの「url」プロパティーなど、コンポーネントに情報を表示するデフォルトコンポーネントプロパティーにデータプロバイダまたはオブジェクトを関連付けることができます。この関連付けは、実行時にコンポーネントの外観を変更する場合に作成できます。デフォルトの表示プロパティーを使用して、ユーザーが入力した値をサーバーに送信できる場合は、このプロパティーをバインドすることによって、サーバーにその値を保存することもできます。たとえばユーザーが入力したデータをテキストフィールドの「 text 」プロパティーで取得し、そのプロパティーを使用してユーザーにデフォルト値を表示することもできます。
このダイアログは、リストや表ではなく、単一のデータ項目を表示するボタンの「 text 」プロパティーのようにデフォルトプロパティーを持つ基本または複合コンポーネントを右クリックし、「データにバインド」を選択すると開きます。このダイアログを開くコンポーネントには、警告、パンくずリスト、ボタン、カレンダ、チェックボックス (グループではなく単一)、ファイルのアップロード、非表示フィールド、ハイパーリンク、画像、画像ハイパーリンク、インラインヘルプ、ラベル、パスワードフィールド、ラジオボタン (グループではなく単一)、静的テキスト、テキストフィールドがあります。
どのプロパティーを設定しようとしているかは、ダイアログの先頭フィールドの上にある「現在の< プロパティー名 >プロパティーの設定」というテキスト行を見ると分かります。プロパティーに現在の設定がある場合は、先頭のフィールドに、その設定が示されます。
バインドを設定するには、目的の種類のバインドを行うタブ、すなわち「データプロバイダにバインド」または「オブジェクトにバインド」のいずれかを選択します。
このタブでは、コンポーネントのプロパティーを、このダイアログを開く前にページに追加した データベース列 にバインドできます。
表示されたデータプロバイダに使用するプロバイダがない場合は、「<コンポーネント名>にバインドするデータプロバイダを選択」ドロップダウンリストから別のデータプロバイダを選択します。このドロップダウンリストにも使用するプロバイダがない場合は、アプリケーションに応じて、データベース表を追加する必要があります。
データプロバイダを選択すると、そのデータプロバイダからの項目を使用して「 データフィールド 」リストが生成されます。この項目がデータベース列を表します。コンポーネントの表示内容を制御する項目を選択してください。
データフィールド項目を選択すると、ダイアログの一番上の入力フィールドに、選択された項目を参照する JavaServer Faces 式が自動的に設定されます。
選択に問題がなければ、「了解」をクリックして、コンポーネントのプロパティーにバインドを適用します。
このタブでは、コンポーネントのプロパティーを JavaBean プロパティーにバインドできます。たとえば、 コンポーネントのプロパティーを SessionBean1 のプロパティーにバインドして、1 人のユーザーがアクセスする複数の Web ページにわたって値が維持されるようにしたり、あるいは ApplicationBean1 のプロパティーにバインドして、アプリケーションのすべてのユーザーの間で値が共有されるようにしたりできます。「オブジェクトにバインド」タブでは、すべての管理 Bean とそのプロパティーをツリービュー形式で表示することができます。プロパティーを選択し、「了解」をクリックするとプロパティーをバインドできます。