WAR ファイルへのリソースのパッケージング
関連項目
Web アプリケーションを WAR ファイルとしてパッケージ化すると、デフォルトでは、Web アプリケーションを構成しているファイルだけがパッケージに含まれます。Web アプリケーションの外部にあるファイルを WAR パッケージに追加するには、「プロジェクトプロパティー」ダイアログを使用します。追加ファイルとしては、Web アプリケーションの外部に存在するアプレット、イメージファイル、テキストファイル、その他のリソースなどがあります。こうした追加ファイルの追加では、デフォルトのターゲットディレクトリは Web アプリケーションのドキュメントベース (ルートフォルダ) です。
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次の手順に従ってリソースを Web アプリケーションにパッケージ化すると、クラスパスには追加されません。たとえば、コード補完機能を有効にするには、タグライブラリをクラスパスに追加する必要があります。リソースをクラスパスに追加するには、「 クラスパスの管理 」を参照してください。 |
WAR ファイルにリソースをパッケージ化するには、次の手順に従います。
- 「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトノードを右クリックし、コンテキストメニューから「プロパティー」を選択します。
- 「プロジェクトプロパティー」ダイアログの左区画で「パッケージング」ノードをクリックします。
- 適切なボタンをクリックし、必要なリソースを Web アプリケーションに追加します。次を追加できます。
- プロジェクト。別のプロジェクトで生成された JAR ファイルまたは WAR ファイル。
- ライブラリ 。コンパイル済みのクラスが含まれている JAR ファイルまたはフォルダのコレクション。ライブラリが使用できない場合、「ライブラリを追加」をクリックし、「ライブラリを管理」、「新規ライブラリ」をクリックして、ライブラリ用の新しいライブラリエントリを作成します。または、メインメニューバーから「ツール」>「ライブラリ」を選択し、ライブラリマネージャーにアクセスすることもできます。
- ファイル/フォルダ。システム上にある JAR ファイルまたはフォルダの場所を指定します。
- 必要に応じてライブラリを選択して繰り返します。追加したファイルを削除するには、「WAR の内容」リストからファイルを選択し、「削除」をクリックします。
- (省略可能) 表の「WAR 内のパス」列にリソースの場所を入力します。デフォルトでは、リソースは Web アプリケーションのドキュメントルート (Web アプリケーションのファイル構造の最上位ディレクトリである build/web フォルダ) にコピーされます。
- 「了解」をクリックして、「プロジェクトプロパティー」ダイアログを閉じます。プロジェクトを構築すると、リソースがプロジェクトの WAR ファイルにパッケージ化され、 build/web フォルダに含まれます。
- 注: 「コンパイル時に保存」機能では、プロジェクトを保存すると常にプロジェクトを構築します。この機能は、「プロジェクトプロパティー」ダイアログの「コンパイル」ページで無効にできます。
リソースを WAR ファイルに追加すると、いくつかの後処理が必要になることがあります。たとえば、サーブレットを追加した場合は、Web アプリケーションの web.xml ファイル (Web アプリケーションの配備記述子) に手動で登録する必要があります。この作業は、 web.xml ビジュアルディタ で実行できます。「新規ファイル」ウィザードを使用して サーブレットを作成 すると、いくつかの作業が IDE によって自動的に処理されます。
- 追加したリソースの可用性をテストします。たとえば、アプレットを WAR ファイルに追加した場合は、 JSP ファイルでアプレットを定義 します。
- 関連項目
- Web アプリケーションの構築について
- WAR ファイルの構築
著作権と商標について