Visual Web の「パレット」について
関連項目
通常、IDE の右上部にあるは、現在選択されているページまたはコードエディタで利用できるコンポーネントおよびコードクリップを提供します。「パレット」を開くには、「Window」>「パレット」を選択します。「パレット」は、ビジュアルデザイナーでページを開くか、新しいプロジェクトを作成してページが開くときに、自動的に開きます。
「パレット」には、コードクリップビューとコンポーネントビューの 2 つのビューがあり、使用しているエディタに基づいて選択されます。各ビューは、一連のカテゴリを持ち、コードクリップビューにはコードクリップ、コンポーネントビューにはコンポーネントなどの要素が含まれます。各カテゴリを右クリックして、内容を並べ替えることができます。
- 「パレット」は、プロジェクトが使用する J2EE のバージョンによって区別されます。バージョンの異なる J2EE をベースとしたプロジェクト間で切り替えを行うと、通常の動作では、表示されるコンポーネントが変更され、J2EE 1.4 プロジェクトでは JavaServer Faces 1.1 コンポーネント、Java EE 5 プロジェクトでは JavaServer Faces 1.2 (Woodstock) コンポーネントになります。ただし、新規カテゴリ、新規コンポーネント、あるいは新規コードクリップを追加して「パレット」をカスタマイズする場合、これらの変更は、現在アクティブなプロジェクトと同じバージョンの J2EE を使用しているプロジェクトにのみ適用されます。たとえば、Java EE 5 プロジェクトがアクティブな状態でコードクリップを追加し、J2EE 1.4 プロジェクトを開いても、「パレット」にコードクリップは表示されません。
「パレット」の主な領域は次のとおりです。
- コンポーネント。ビジュアルデザイナーでページ操作をしている場合は、このタブが選択され、次のカテゴリが表示されます。
- (Woodstock) 基本。ボタン、表、ドロップダウンリスト、テキストフィールドなど、使用する頻度が高いコンポーネント。
- (Woodstock) レイアウト。ページのレイアウトを主な目的とするコンポーネント (たとえば、コンポーネントをグリッド上に配置するグリッドパネルコンポーネントや、コンポーネントをグループ化するグループパネルコンポーネント)。
- (Woodstock) 複合。構成がより複雑で、特殊な目的を持つコンポーネント (たとえば、入力フィールドの日付を選択できるようカレンダをポップアップするカレンダコンポーネントや、サイト階層内の上位のページへのハイパーリンクの一覧を表示するパンくずリストコンポーネント)。
- バリデータ。コンポーネントで必要に応じて
String データ型とその他のデータ型の間の変換を行うことができる一連のデータコンバータ。
- コンバータ。ユーザーが入力したデータの妥当性検査のために使用する値の検査のセット。
- 標準。IDE に付属する標準 のオリジナルセット。基本、レイアウト、および複合コンポーネントほど高度ではなく、使いやすくもありません。たとえば、標準コンポーネントはテーマに含めることができません。また、その構造は一般に「基本」のコンポーネントよりも複雑です。
- 拡張。上級ユーザー向けの JavaServer Pages マークアップタグのセット。
- データプロバイダ。データベース表や JavaBeans オブジェクトなどのデータソースへのインタフェースとなるコンポーネントのセット。
- 拡張データプロバイダ。上級ユーザー向けの一連のデータプロバイダ。これらのデータプロバイダは、通常は自動的に作成され、別個に追加する必要がありません。
- 関連項目
- コンポーネントについて
- コードクリップの追加と管理
- コンポーネント関連の手順早見表
- ビジュアルデザイナーについて
著作権と商標について