BPEL デザイナー: BPEL プロセスの妥当性検査

関連項目

BPEL デザイナーには、BPEL バリデーターという BPEL コードの妥当性検査機能が組み込まれており、これは WS-BPEL 2.0 規格に準拠したプロセスを作成する際に役立ちます。コードにエラーがないかどうかが確認し、妥当性検査が失敗すると、ユーザーに通知します。

妥当性検査の基準

バリデーターは、次の基準に従って BPEL プロセスを検査します。

  1. BPEL 2.0 スキーマへの適合性
  2. WS-BPEL 2.0 仕様で定義された静的分析規則への準拠性
  3. 壊れている参照
  4. BPEL 2.0 仕様では有効であっても、まだ Sun BPEL サービスエンジンでサポートされていない構造

妥当性検査の種類

BPEL デザイナーでは、次の種類の妥当性検査ができます。

明示的妥当性検査を起動するには、次のどちらかを実行します。

妥当性検査メッセージ

コードの妥当性検査の結果は、次の領域に表示されます。

デザインビュー、ソースビュー、および論理ビューには、リアルタイム妥当性検査と明示的妥当性検査の両方の種類の結果が表示されます。

デザインビュー:

ソースビュー:

BPEL 論理ビュー (「ナビゲータ」ウィンドウ):

妥当性検査が明示的に起動されたとき、「出力」ウィンドウに妥当性検査の結果が表示されます。妥当性検査が失敗した場合、「出力」ウィンドウにはエラーメッセージと警告メッセージが出力されます。

簡易修正

簡易修正によって、妥当性検査エラーの修正を部分的に自動化できます。

簡易修正を使用するには、次の手順に従います。

  1. プロセスのソースビューを開きます。
  2. ツールバーの「XML の妥当性検査」ボタンをクリックするか、ソースを右クリックして「XML の妥当性検査」(Alt-Shift-F9) を選択します。「出力」ウィンドウに妥当性検査の結果が表示されます。出力にエラーや警告が含まれる場合は、簡易修正で修正してみることができます。
  3. ツールバーの「簡易修正」ボタンをクリックします。「出力」ウィンドウの「簡易修正」タブに簡易修正の結果が表示されます。簡易修正による修正があった場合は、すべてこのウィンドウに反映されます。
簡易修正では、現時点で変数名のスペルミスの自動修正がサポートされています。
関連項目
デザインビューでの要素の操作
BPEL の要素について

著作権と商標について