Faces フォームコンポーネントの「プロパティー」ウィンドウ
関連項目
標準 JavaServer Faces フォームコンポーネント
をページに追加したあとに、でそのコンポーネントを選択すると、そのプロパティーが「プロパティー」ウィンドウに表示されます。
フォームコンポーネントには、次のプロパティーがあります。
「一般」
- id。
型: Text
ページ Bean および JSP ファイルでのフォームコンポーネントの名前。
- submitted。
型: boolean
このフォームがユーザーによって送信されたフォームかどうかを示します。選択した場合、子の入力コンポーネントが処理されます。選択しなかった場合、子の入力コンポーネントが処理されません。
Appearance
- style。
型: String
コンポーネントに適用する階層式スタイルシートの規則 (CSS レベル 2)。このプロパティーは、プロジェクトの CSS ファイルの設定をオーバーライドします。例:
position: absolute; left: 288px; top: 312px
値を直接入力するか、省略符号ボタン (...) をクリックしてスタイルエディタを使用して入力します。
CSS2 スタイル属性の一覧は、次の Web ページを参照してください。
- styleClass。
型: String
フォームの生成時に適用する CSS スタイルクラスの空白区切りのリスト。スタイルクラスは、プロジェクトのスタイルシートで定義されている必要があります。省略符号ボタン (...) を押すと、このプロパティーに追加できるすべてのスタイルが表示されます。プロジェクトの階層式スタイルシートに CSS のクラスや規則を追加する方法については、CSS エディタを参照してください。
- target。
型: String
フォームに対する応答を描画するフレーム。この名前を持つフレームが存在しない場合は、ユーザーによって無効にされない限り、応答は新しいウィンドウに描画されます。次のフレーム名は特別な意味を持ちます。
_blank - 名前のない新しいウィンドウに応答を描画します。
_self - 現在のフレームに応答を描画します。
_parent - 接しているフレームセットの親に応答を描画します。
_top - フレームのない完全なウィンドウに応答を描画します。
- title。
型: String
スクリーンリーダーで読み取ることが可能で、ツールチップとして表示可能な、フォームに関する情報。
- コンポーネントが使用不可にされていると、ほとんどのブラウザでツールチップが表示されません。
JavaScript
- onclick。
型: String
ユーザーがコンポーネントをクリックしたときに実行する JavaScript。
- ondblclick。
型: String
ユーザーがコンポーネントをダブルクリックしたときに実行する JavaScript。
- onkeydown。
型: String
コンポーネントにフォーカスがあり、キーが押されたときに実行する JavaScript。
- onkeypress。
型: String
コンポーネントにフォーカスがあり、キーが押されて離されたときに実行する JavaScript。
- onkeyup。
型: String
コンポーネントにフォーカスがあり、キーが離されたときに実行する JavaScript。
- onmousedown。
型: String
マウスカーソルがコンポーネント上にあり、ユーザーがマウスボタンを押し続けているときに実行する JavaScript。
- onmousemove。
型: String
ユーザーがコンポーネント上でマウスカーソルを動かしているときに実行する JavaScript。
- onmouseout。
型: String
ユーザーがコンポーネント上に置かれていたマウスカーソルをコンポーネントの外に動かしたときに実行する JavaScript。
- onmouseover。
型: String
ユーザーがコンポーネント上でマウスカーソルを動かしているときに実行する JavaScript。
- onmouseup。
型: String
マウスカーソルがコンポーネントにあり、そこでユーザーがマウスボタンを離したとき実行する JavaScript。
- onReset。
型: String
ユーザーがフォームをクリックしたときに実行する JavaScript。
- onSubmit。
型: String
ユーザーがフォームをクリックしたときに実行する JavaScript。
詳細
- accept。
型: String
このフォームを処理するサーバーがサポートするコンテンツタイプのリスト。このプロパティーは、「enctype」プロパティーと同じ値を受け付けます。省略符号ボタン (...) をクリックすると、メディアタイプを選択したり、新しいメディアタイプを追加するためのダイアログが開きます。登録済みのメディアタイプの一覧は、次の URL にあります。
- acceptcharset。
型: String
このフォームを処理するサーバーがサポートするフォームの入力データの文字エンコーディングのリスト。このプロパティーの省略符号ボタン (...) をクリックすると、文字エンコーディングの選択リストを含むダイアログが開きます。
文字エンコーディングとは、一連のバイトを一連の文字に変換する具体的な手段です。フォームに文字エンコーディングを指定しなかった場合は、このフォームを含むページの文字エンコーディングが使用されます。W3C は、UTF-8 のような Unicode エンコーディングの使用を推奨しています。このパラメータは、HTML の <form> タグの accept-charset パラメータに相当します。
- dir。
型: String
たとえばテキストは英語だが、ページの主言語がヘブライ語であるためにテキストの方向性が継承されない場合の方向性の指示。HTML の <input> タグの dir 属性に相当します。
値は次のいずれかです。
- enctype。
型: String
サーバーへのフォームのデータの送信に使用するコンテンツタイプ。省略符号ボタン (...) をクリックすると、メディアタイプを選択したり、新しいメディアタイプを追加するためのダイアログが開きます。登録済みのメディアタイプの一覧は、次の URL にあります。
フォームのデフォルトのメディアタイプは、application/x-www-form-urlencoded です。このメディアタイプでは、フォームのフィールド名と値は次のようにエスケープされます。
- 空白文字は「+」に置き換えられます。
- 予約文字は、パーセント記号 1 つと、文字の ASCII コードを表す 2 桁の 16 進数でエスケープされます。
- フィールドはフォームでの出現順序で並べられます。名前と値は等号 (=) で区切られ、各フィールド名の前にはアンパサンド 1 つ (&) が付きます。選択されていないラジオボタンやチェックボックスなどの値が null のフィールドは省略されることがあります。値属性を持つ非表示のフィールドは含められます。
- lang。
型: String
コンポーネント用に生成されたマークアップに使用する言語を表すコード。HTML の <input> タグの lang 属性に相当します。言語コードを選択するには、省略符号ボタン (...) をクリックしてプロパティーエディタを開きます。たとえば、以下のような言語コードです。
ar - アラビア語
de - ドイツ語
en - 英語
es - スペイン語
fr - フランス語
ja - 日本語
プロパティーエディタで提供しているコードのほかに、ISO 規格の名前を使って別のコードを入力することもできます。たとえば、以下のような言語コードです。
en-US - 米語
ja-JP - 日本語
zh-guoyu - 標準中国語 (マンダリン語)
zh-Hans - 簡体字中国語
zh-Hant - 繁体字中国語
- rendered。
型: boolean
選択した場合、ページが送信されるたびにコンポーネントが描画され、処理されます。選択しなかった場合、コンポーネントがページに表示されることはなく、非表示コンポーネントとしても描画されず、その出力テキストコンポーネントも表示されません。このプロパティーを選択しなかった (False) 場合は、その子コンポーネントの「rendered」プロパティーはすべて無効になります。
コンポーネントを描画するタイミングを決定する変数に、このプロパティーをバインドできます。たとえば航空機の予約フォームで、頻繁に利用する顧客にはフォームを表示し、一般の利用客には表示しないようにできます。このプロパティーをバインドするには、ビジュアルデザイナーでフォームを右クリックし、「プロパティーのバインド」を選択して「すべて」ラジオボタンを選択します。これで、すべてのプロパティーが表示され、「rendered」プロパティーをバインドできます。
- 関連項目
- Faces フォームコンポーネント
- コンポーネントの手順
- コンポーネント関連の手順早見表
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