JSF 1.2 ラベルコンポーネントの「プロパティー」ウィンドウ
関連項目
ビジュアルデザイナーで編集中のページで JavaServer Faces のラベルコンポーネントを選択するか、「ナビゲータ」ウィンドウ でコンポーネントの「ラベル」ノード を選択すると、そのプロパティーが「プロパティー」ウィンドウに表示されます。
この JavaServer Faces 1.2 コンポーネントには、次のプロパティーがあります。
「一般」
id。 型: String
ページ Bean および JSP ファイルでのラベルコンポーネントの名前。
Appearance
for。 型: String
このラベルコンポーネントがラベルとなるコンポーネント。ドロップダウンリストをクリックすると、ラベルに関連付けることができるコンポーネントが表示されます。このプロパティーを設定してもラベルはコンポーネントの近くに置かれないため、コンポーネントをドラッグしてから位置決めをする必要があります。これには次の利点があります。
テキストフィールドコンポーネント などの入力コンポーネントにラベルコンポーネントを関連付けた場合、ラベルコンポーネントは、関連付けられたコンポーネントの設定および変更に応答します。具体的には、入力コンポーネントの「required」プロパティーが True の場合にラベルコンポーネントにアスタリスクが表示されます。入力が無効なためにサーバーがページ送信を拒否した場合、ラベルコンポーネントのテキストは赤で表示されます。
labelLevel。 型: int
ラベルの外観を決める数値。1 (強) はフォントサイズが大きく、ボールドで表示されます。2 (中) はデフォルトです。フォントサイズが小さく、ボールドで表示されます。3 (弱) はフォントサイズが小さく、ボールドではない通常の太さで表示されます。このプロパティーは、「label」プロパティーを設定した場合にのみ有効です。
requiredIndicator。 型: boolean
ユーザーが、ラベルが関連付けられているコンポーネントに入力する必要があることを指定します。関連付けられているコンポーネントが「required」プロパティーを持っていない場合、または関連付けられているコンポーネントの「required」プロパティーが設定されていない場合は、このプロパティーを使用します。このプロパティーまたはラベルを付けるコンポーネントの「required」プロパティーが選択されているときは、必須 (赤のアスタリスク) アイコンがラベルの横に表示されます。
style。 型: String
コンポーネントに適用する階層式スタイルシートの規則 (CSS レベル 2)。例:
position: absolute; left: 288px; top: 312px
値を直接入力するか、省略符号ボタン (...) をクリックしてスタイルエディタ を使用して入力します。
このプロパティーは、このコンポーネントのテーマまたはプロジェクトの CSS ファイルの設定をオーバーライドします。コンポーネントの一部が、別のスタイル設定の子コンポーネントによって隠されていると、このプロパティーに指定されているスタイルが適用されていないように見えることがあります。
CSS2 スタイル属性の一覧は、次の Web ページを参照してください。
styleClass。 型: String コンポーネントの生成時に適用する CSS スタイルクラスの空白区切りのリスト。スタイルクラスは、プロジェクトのスタイルシートまたはテーマの CSS ファイル内で定義されている必要があります。省略符号ボタン (...) を押すと、このプロパティーに追加できるすべてのスタイルが表示されます。プロジェクトの階層式スタイルシートに CSS のクラスや規則を追加する方法については、CSS エディタ を参照してください。
このプロパティーに追加されたクラスが、コンポーネントに対して効果がないように見えることがあります。このように見える理由については、上記の「style」プロパティーの注を参照してください。
現在のテーマ からプロジェクトの CSS ファイルに CSS スタイルクラスを追加し、そのスタイルクラスの定義を変更した場合、その変更は、そのスタイルクラスを使用しているすべてのコンポーネントに作用します。ただし、プロジェクトの CSS ファイルには、デフォルトのスタイルクラスの定義を変更する独自のスタイルクラスを追加することができ、このプロパティーにその独自のクラスを追加した場合、その変更は、このコンポーネントのこのインスタンスにのみ作用します
text。 型: String
ラベルに表示するテキスト。このプロパティーは、ページ上のラベルコンポーネントにテキストを直接入力して、更新できます。
Data
converter。 型: Converter
JavaServer Faces コンバータは、「text」プロパティーの値を「String」に変換し、表示できるようにします。使用可能な場合、コンポーネントは「text」プロパティーに適切なコンバータを選択し、ほとんどの場合、このプロパティーを設定する必要がないようにします。「text」プロパティーをコンバータのリストにない値にバインドする場合は、独自のコンバータを指定してそのプロパティーを設定する必要があります。
このコンポーネントとともに、列挙コンバータを使用する場合は、「列挙コンバータ 」で説明するように、コンバータの Java 宣言を編集してパラメータとして enum クラスを使用する必要があります。
動作
toolTip。 型: String
コンポーネントの HTML の title 属性になります。スクリーンリーダーで読み取ることができ、ツールチップとして表示できます。
コンポーネントが使用不可にされていると、ほとんどのブラウザでツールチップが表示されません。
visible。 型: boolean
描画される HTML ページでコンポーネントをユーザーに見えるようにするかどうかを指定します。このプロパティーはデフォルトで選択されています。このプロパティーを選択解除した場合、コンポーネントの HTML コードはページに描画されますが、スタイルの設定で非表示になっているので、コンポーネントをブラウザでは見ることができません。HTML コードが描画されているためコンポーネントはフォーム送信時に処理され、ブラウザでソース表示すると HTML コードを見ることができます。このほか、Web アプリケーションはクライアント側の JavaScript を使用して、コンポーネントを表示/非表示にできます。
たとえば特定のユーザーには見せない情報が含まれているなど、コンポーネントを完全に非表示にする必要がある場合は、「rendered」プロパティーを選択解除します。
JavaScript
onClick。 型: String
ユーザーがコンポーネントをクリックしたときに実行する JavaScript。
onMouseDown。 型: String
マウスカーソルがコンポーネント上にあり、ユーザーがマウスボタンを押し続けているときに実行する JavaScript。
onMouseMove。 型: String
ユーザーがコンポーネント上でマウスカーソルを動かしているときに実行する JavaScript。
onMouseOut。 型: String
ユーザーがコンポーネント上に置かれていたマウスカーソルをコンポーネントの外に動かしたときに実行する JavaScript。
onMouseOver。 型: String
ユーザーがコンポーネント上でマウスカーソルを動かしているときに実行する JavaScript。
onMouseUp。 型: String
マウスカーソルがコンポーネントにあり、そこでユーザーがマウスボタンを離したとき実行する JavaScript。
詳細
hideIndicators。 型: String
選択した場合、ラベルに必須アイコンと無効アイコンが表示されません。ラベルを付けるコンポーネントの「required」プロパティーが選択されているときは、必須アイコンがラベルの横に表示されます。ユーザーがコンポーネントに無効な値を指定してページを送信すると、無効アイコンが表示されます。このプロパティーは、コンポーネントに複数のラベルがあり、そのうち 1 つだけにアイコンを表示する場合に便利です。
rendered。 型: boolean
選択した場合、ページが送信されるたびにラベルが描画され、処理されます。選択しなかった場合、ラベルがページに表示されることはなく、非表示コンポーネントとしても描画されません。
関連項目
ラベルコンポーネント
コンポーネントの手順
コンポーネント関連の手順早見表
著作権と商標について