リファクタリングを使用した XML スキーマコンポーネントの名前変更または削除
関連項目
XML スキーマツールのリファクタリングを使用して、スキーマコンポーネントを名前変更したり、安全に削除したり、プロジェクト内全体のすべての参照を更新することができます。XML スキーマファイル内では、次のリファクタリングアクションを使用できます。
- 名前を変更。スキーマコンポーネントの名前を変更し、そのコンポーネントを新しい名前で参照するよう、プロジェクト内のすべてのソースコードを更新できます。
- 名前を変更アクションでは、コンポーネントが大域コンポーネントの場合、現在のプロジェクト内でのそのコンポーネントの使用状況が調べられます。
- 大域でないコンポーネントは、使用状況のチェックをせずに、また「XML リファクタリング」ウィンドウの表示もせずに名前が変更されます。
- 名前を変更アクションでは、WSDL および BPEL ファイル内でのコンポーネントの使用状況を調べます。
- 安全な削除。スキーマコンポーネントへの参照の有無が調べられ、そのコンポーネントがほかから参照されていない場合は、自動的にそのコンポーネントが削除されます。
- 安全な削除アクションでは、コンポーネントが大域コンポーネントの場合、プロジェクト内でのそのコンポーネントの使用状況を調べます。
- 大域でないコンポーネントは、使用状況のチェックをせずに、また「XML リファクタリング」ウィンドウの表示もせずに削除されます。
- 安全な削除アクションでも、WSDL および BPEL ファイル内でのコンポーネントの使用状況を調べます。
- 選択したコンポーネントへの参照が見つかった場合は、コンポーネントを安全に削除する前に、それらの参照を削除する必要があります。
- [アクション]を元に戻す。「名前を変更」または「安全な削除」リファクタリングアクションの実行後、そのアクションを取り消すことができます。「[アクション]を元に戻す」メニューオプションが有効になるのは、「リファクタリング」>「アクション 」コマンドの実行後のみです。初期リファクタリングアクション後にリファクタリングセットのいずれかのメンバーが修正された場合、「元に戻す」は無効になります。
- [アクション]を再実行。「名前を変更」または「安全な削除」リファクタリングアクションの取り消しを実行後、そのアクションを再実行することができます。「[アクション]を再実行」メニューオプションが有効になるのは、「[アクション]を元に戻す」コマンドの実行後のみです。
XML スキーマコンポーネントの名前を変更するには、次の手順に従います。
- XML スキーマエディタの「スキーマ」ビューまたは「デザイン」ビューで、XML スキーマファイルを開きます。
- 名前を変更する XML スキーマコンポーネントの場所に移動し、選択します。
- 右クリックし、ポップアップメニューから「リファクタリング」>「名前を変更」を選択します。
「名前を変更」ダイアログが表示されます。
- 「新しい名前」フィールドに、XML スキーマコンポーネントの新しい名前を入力します。
- 「XML リファクタリング」ウィンドウのすべての変更を確認するには、「すべての変更をプレビュー」チェックボックスを選択します。
- 「次へ」をクリックします。
XML スキーマコンポーネントのすべての使用状況が検索され、結果が「XML リファクタリング」ウィンドウに表示されます。このプレビューには、プロジェクトファイル内のコンポーネントが表示されます。
- 「すべての変更をプレビュー」チェックボックスを選択解除すると、確認なしに名前変更アクションが実行されます。この場合は、これが名前変更アクションの最後の手順になります。
- 「XML リファクタリング」ウィンドウで、リファクタリングの変更を確認します。
- XML スキーマコンポーネントの名前を変更しない、すべてのノードのチェックボックスを選択解除します。
- 「リファクタリングを実行」をクリックし、選択した行に変更を加えます。
名前変更アクションが実行され、その名前変更アクションの影響を受けるすべてのファイルが保存され、「XML リファクタリング」ウィンドウが閉じられます。
XML スキーマコンポーネントを安全に削除するには、次の手順に従います。
- XML スキーマエディタの「スキーマ」ビューまたは「デザイン」ビューで、XML スキーマファイルを開きます。
- 削除する XML スキーマコンポーネントの場所に移動し、選択します。
- 右クリックし、ポップアップメニューから「リファクタリング」>「安全な削除」を選択します。
「安全な削除」ダイアログが開き、削除用に選択した XML スキーマコンポーネントの名前が表示されます。
- 「XML リファクタリング」ウィンドウのすべての変更を確認するには、「すべての変更をプレビュー」チェックボックスを選択します。
- 「次へ」をクリックします。
XML スキーマコンポーネントの使用状況が検索されます。使用している個所が見つかると、「安全な削除」の警告ダイアログが開きます。この警告ダイアログには、エラーも表示されます。
- (省略可能)「安全な削除」警告ダイアログで「使用状況を検索」をクリックし、選択したコンポーネントの使用状況情報が含まれた「XML 使用状況」ウィンドウを表示します。
リファクタリングアクションに戻るには、「 コンポーネント名 を削除 を再実行」ボタンをクリックします。
- 「安全な削除」警告ダイアログで「次へ」をクリックします。
- 「すべての変更をプレビュー」チェックボックスを選択解除すると、確認なしに削除アクションが実行されます。この場合は、これが削除アクションの最後の手順になります。
- 「XML リファクタリング」ウィンドウで、リファクタリングの変更を確認します。
- 変更を適用しない、すべてのノードのチェックボックスを選択解除します。
- 「リファクタリングを実行」をクリックし、選択した行に変更を加えます。
XML スキーマコンポーネント、およびそのコンポーネントのすべての参照が削除され、リファクタリングアクションの影響を受けるすべてのファイルが保存され、「XML リファクタリング」ウィンドウが閉じられます。
リファクタリングでの変更を取り消すには、次の手順に従います。
- 「リファクタリング」>「 アクション 」コマンドの完了後、XML スキーマエディタの「スキーマ」ビューまたは「デザイン」ビューで任意の XML スキーマコンポーネントを選択します。
- 右クリックし、ポップアップメニューから「リファクタリング」>「[ アクション ]を元に戻す」を選択します。
リファクタリングによって間接的に変更されたすべてのファイルに加えた変更がロールバックされます。
取り消したリファクタリングでの変更を再実行するには、次の手順に従います。
- 「リファクタリング」>「[ アクション ]を元に戻す」コマンドの完了後、XML スキーマエディタの「スキーマ」ビューまたは「デザイン」ビューで任意の XML スキーマコンポーネントを選択します。
- 右クリックし、ポップアップメニューから「リファクタリング」>「[ アクション ]を再実行」を選択します。
最後の「リファクタリング」>「[ アクション ]を元に戻す」コマンドで取り消したアクションが再実行されます。.
- 関連項目
- 「XML リファクタリング」ウィンドウ (XML スキーマツール)
- XML スキーマツールについて
著作権と商標について