このデータプロバイダの用途は、単一の JavaBean インスタンスをラップして、そのプロパティーを値バインド式で使用できるようにすることです。 その方法を次の例に示します。
「User」という名前の JavaBean クラスがあり、「fullName」という String 型のプロパティーがあるとします。また、SessionBean1 にはログインユーザーを表す「user」プロパティーがあるとします。ユーザープロファイルを編集というページで、このプロパティーにテキストフィールドをバインドしたいのですが、あとでこのユーザーを表すデータベース行に直接バインドする可能性があるため、データプロバイダを使用することにします。それには、次の手順に従います。
SessionBean1 に「user」プロパティーがあることを確認します。textField1 になります。objectDataProvider1 になります。user (SessionBean1)」オプションを選択することで、オブジェクトデータプロバイダを適切なユーザーインスタンスにバインドします。objectDataProvider1」を選択します。次に、このデータプロバイダの「fullName」フィールドを選択します。
バインド式は次のようになります。
#{Page1.objectDataProvider1.value['fullName']}