Visual Web JSF の「ファイル」ウィンドウ

関連項目

「ファイル」ウィンドウは、ファイルシステム内の Web アプリケーションの物理的な格納場所を示します。ツリーノードで使用できるコンテキストメニューのアクションは、プロジェクトに論理的に属しているというよりはファイル指向です。プロジェクトで論理操作を実行するには、「プロジェクト」ウィンドウを使用することを推奨します。

「ファイル」ビューを表示するには、「ウィンドウ」>「ファイル」を選択します。次の表は最上位ノードについての説明です。

フォルダ。 説明
<プロジェクト名> プロジェクトのルートノード。
build

構築プロセスの中間出力が含まれています。build ディレクトリの構造と内容は、JSP ファイル、構築された Java ファイル、階層式スタイルシート、画像、Web のルートディレクトリなど、アプリケーションサーバーに配備される実際の Web アプリケーションを反映しています。構築を開始すると、IDE がこのディレクトリを再生成します。プロジェクトを削除すると、IDE がこのディレクトリを削除します。このディレクトリの内容は、プロジェクトのソースコードから動的に生成されるため、この内容はソース管理下に置くべきではありません。

「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトを右クリックし、「構築」>「プロジェクトの生成物を削除」または「構築」>「主プロジェクトの生成物を削除して構築」を選択すると、このフォルダは削除されます。

dist プロジェクトの WAR ファイルを含みます。WAR ファイルはプロジェクトの構築時に作成されます。
lib プロジェクトに関連したコンポーネントライブラリを含みます。
nbproject

プロジェクトのメタデータファイルを含みます。メタデータファイルには次のものが含まれます。

  • project.xml: プロジェクト構成データの主メタデータリポジトリ。IDE が再生成するので、このファイルは編集しないでください。このファイルはバージョン管理下に置いてください。
  • build-impl.xml: build.xml ファイルで定義された主ターゲットの構築ロジックを含む、プロジェクト固有の Ant スクリプト。IDE が再生成するので、このファイルは編集しないでください。このファイルはバージョン管理下に置いてください。
  • project.properties: 特定の構築シナリオに固有の構築パラメータを含む、プロジェクト固有の Ant プロパティーファイル。IDE が再生成するので、このファイルは編集しないでください。このファイルはバージョン管理下に置いてください。
src

プロジェクトの主 Java ソースルート。現時点では、プロジェクトにつき Java ソースルートは 1 つだけです。すべてのソースはバージョン管理できます。

src ノードは、アプリケーションに固有のサーブレット、Bean、およびその他 Java クラスを生成する Java ソースファイルを保持します。Java パッケージ階層はディレクトリ構造として、このディレクトリの下に反映されます。Web プロジェクトを作成したときに、IDE が JavaServer Faces Web フォームのバッキングファイルを保持するデフォルトのパッケージを作成します。このパッケージの初期名は、プロジェクト名から派生されます。

test

IDE では使用されません。

web

アプリケーションクライアントからアクセス可能なアプリケーション (HTML ページ、JSP ページ、CSS スタイルシートファイル、および リソース) の静的内容を保持します。このディレクトリは Web アプリケーションのドキュメントルートで、そのサブディレクトリ構造は、ファイルにアクセスするときに要求される要求 URI に反映されます。

web フォルダには、Web アプリケーション配備記述子 ( web.xml ) やタグライブラリ記述子、Web アプリケーションに含むその他リソースファイルなど、アプリケーションに必要な特殊な構成ファイルを保持する WEB-INF フォルダが含まれています。このディレクトリはドキュメントルートのサブディレクトリに表示されますが、サーブレットの仕様はこのディレクトリ (またはこのディレクトリに含まれているファイル) の内容を直接クライアント要求に提供するのを禁じています。

build.xml

プロジェクトを構築する主スクリプトを保持します。build.xml ファイルを実行するには、IDE 内で「構築」>「主プロジェクトを構築」を選択するか、外部構築プロセスの一環でコマンド行から build.xml を実行します。「build.xml」ノードをダブルクリックすると、XML エディタが開き、この Ant ファイルを編集できます。Ant 構築スクリプトの記述の知識がある場合は、このファイルのターゲットを展開して、アプリケーションが必要とするほかの構築時処理を実行できます。そうでない場合は、このファイルを編集する必要はありません。build.xml ファイルを変更するかどうかにかかわらず、ソース管理下に置いてください。

build.xml ファイルが削除された場合、次回アプリケーションが構築されたときに再生成されます。

関連項目
「プロジェクト」ウィンドウ
Web アプリケーション関連の手順早見表
Web アプリケーションについて

著作権と商標について