非表示フィールドコンポーネント
は、実際には表示されないフォームフィールドで、データをサーバーに渡したり、ページ上の Javascript が解釈可能なデータを保持したりする目的に使用できます。非表示フィールドの代表的な用途としては、セッション Bean を使用してデータを保持する代わりにページにセッションデータを保持する用途があります。たとえば、非表示フィールドを使用して、現在の行の主キーをセッションスコープに保存、復元するのではなく、同じページに戻すことができます。
非表示フィールドコンポーネントは、HTML の <input type='hidden'> タグに相当します。「text」プロパティーにはフィールドの値が保持されます。これは、Java Object で、フィールドに格納され、フォームの送信時にサーバーに返されるデータです。
フィールドは非表示のため、コンポーネントはページに表示されませんが、には表示されます。「ナビゲータ」ウィンドウで非表示フィールドを選択し、右クリックすることで、ポップアップメニューを表示させることができます。
Visual Web JSF ページに非表示フィールドを追加すると、次の操作を使用して多くのことを実行できます。
id 属性の値になります。ページ Bean では、このプロパティーの値が HiddenField オブジェクトの名前になります。validate メソッド内にカーソルが置かれた状態で Java エディタが開き、このコンポーネントの値の妥当性を検査するコードを挿入できます。processValueChange メソッド内にカーソルが置かれた状態で Java エディタが開き、このコンポーネントの値に変更があったときに実行するコードを挿入できます。このメソッドは、コンポーネントのポップアップメニューから「変更時に自動送信」を選択すると実行されるようになります。「変更時に自動送信」によって、コンポーネントの値が変化したときにページが送信されるからです。この機能は、コンポーネントが仮想フォームに含まれている場合に便利です。value」プロパティーをデータプロバイダまたはオブジェクトにバインドできるダイアログが開き、ページが送信されるときにコンポーネントの値を評価できます。詳細については、「データにバインド」ダイアログを参照してください。value」プロパティーのほかに、このコンポーネントのプロパティーに値を提供するほかのオブジェクトやプロパティーに、コンポーネントのプロパティーをバインドするためのダイアログが開きます。