BPEL デザイナー: BPEL 要素について

関連項目

プロセス図は、ビジネスプロセスで接続された要素を表します。図を編集するには、 デザインビューを開き、デザインビューパレット (以降、パレットと呼ぶ) のアイコンを使用します。パレットから BPEL 図へアイコンをドラッグ&ドロップします。

パレットを手動で起動するには、次の手順に従います。

パレットは、「Web サービス」、「基本アクティビティー」、および「構造化アクティビティー」 という 3 つのセクションに分かれています。

プレースホルダ

プレースホルダは、要素を挿入できる図上の場所を示します。要素プレースホルダの動作は、BPEL デザイナーが WS-BPEL 2.0 仕様の規則を適用する方法を説明しています。

要素をパレットからドラッグすると、プレースホルダはその要素の受け入れ可能なドロップポイントを表示します。それらのドロップポイントは、図の構築ロジックを反映しています。図上でマウスポインタを移動すると、現在のマウスポインタ位置についてアクティブなプレースホルダが強調表示されます。ドラッグした要素をいずれかのプレースホルダの位置に揃えてマウスボタンを離すと、要素が挿入されます。

一部のプレースホルダは常に図上に存在し、BPEL プロセスを有効にするためにアクティビティーを挿入する必要がある場所を表します。それらは、コンテナ要素 (たとえば If 要素) の内部の場所です。

子要素の追加

多くの図要素では、コンテナ要素内で使用できる子要素は 1 つだけです。この制限を克服するために、BPEL デザイナーは自動的にシーケンス要素を直下の子として追加し、2 番目の子アクティビティーをそのシーケンス要素に追加します。

たとえば、While 要素に 1 つの子アクティビティーがあり、2 番目の子アクティビティーを追加する場合、BPEL デザイナーは自動的に While アクティビティー内にシーケンス要素を追加します。その後、すべての子アクティビティーはシーケンス要素の中に配置されます。

要素のラップ

BPEL デザイナーのデザインビューでは、1 回クリックするだけで、要素をコンテナ要素でラップできます。ラップ機能は、たとえばアクティビティーを簡単に別のアクティビティーの中に入れたい場合に便利です。

アクティビティーをラップするには、次の手順に従います。

  1. IDE で BPEL ファイル (.bpel) を開きます。
    デフォルトでは、BPEL ファイルのデザインビューが表示されます。
  2. デザインビューで、ラップするアクティビティーを右クリックし、「ラップ」オプションをポイントし、ラッパー BPEL アクティビティーを選択します。

プロセス要素

プロセス要素は、パレット上に存在しません。なぜなら、これは BPEL モジュールプロジェクトを作成したときに、新しい図に自動的に表示されるからです。プロセス要素は、パートナーサービスから直接来ていない、すべてのアクティビティーを格納するコンテナです。

すべてのアクティビティーのコンテナであるために、プロセス要素は重要なプロパティーを備えています。たとえば、プロセス要素のポップアップメニューを使用すると、BPEL プロセス全体の相互関係セット、変数、およびハンドラを定義したり、WSDL と XML スキーマのインポートを追加したりできます。

関連項目
BPEL デザイナーパレット: Web サービス
BPEL デザイナーパレット: 基本アクティビティー
BPEL デザイナーパレット: 構造化アクティビティー
デザインビューでの要素の操作
相互関係について。「相互関係」ウィザードの使用方法
手動での相互関係セットの追加
変数の作成

著作権と商標について