オブジェクトデータプロバイダ

関連項目

このデータプロバイダの用途は、単一の JavaBean インスタンスをラップして、そのプロパティーを値バインド式で使用できるようにすることです。 その方法を次の例に示します。

User」という名前の JavaBean クラスがあり、「fullName」という String 型のプロパティーがあるとします。また、SessionBean1 にはログインユーザーを表す「user」プロパティーがあるとします。ユーザープロファイルを編集というページで、このプロパティーにテキストフィールドをバインドしたいのですが、あとでこのユーザーを表すデータベース行に直接バインドする可能性があるため、データプロバイダを使用することにします。それには、次の手順に従います。

  1. 前述のように、SessionBean1 に「user」プロパティーがあることを確認します。
  2. ページにテキストフィールドをドロップします。名前は textField1 になります。
  3. ページにオブジェクトデータプロバイダをドロップします。名前は objectDataProvider1 になります。
  4. ドロップダウンリストから「user (SessionBean1)」オプションを選択することで、オブジェクトデータプロバイダを適切なユーザーインスタンスにバインドします。
  5. テキストフィールドを右クリックし、「データにバインド」を選択します。
  6. 「データにバインド」ダイアログで「データプロバイダにバインド」タブを選択し、「 objectDataProvider1」を選択します。次に、このデータプロバイダの「fullName」フィールドを選択します。

バインド式は次のようになります。
    #{Page1.objectDataProvider1.value['fullName']}

関連項目
オブジェクトデータプロバイダの「プロパティー」ウィンドウ
コンポーネントとデータについて
データへのコンポーネントのバインドについて
コンポーネントについて

著作権と商標について