JSF 1.2 ファイルアップロードコンポーネント

関連項目

ファイルアップロードコンポーネント ファイルのアップロードコンポーネントのアイコン では、入力フィールドと、ローカルシステムでファイル選択ダイアログを開くボタンを提供しています。ユーザーは、ファイルを選択したり、入力フィールドにファイル名を入力したりできます。ページが送信されると、ファイルの内容のコピーが Web アプリケーションに送信されます。このコンポーネントは、テキストファイル、イメージファイル、およびその他のデータを収集する場合に便利です。アップロードされるファイルの内容は、ファイル名、サイズ、および MIME タイプ (text/plain や image/jpeg など) を含む一部のファイル情報と共に格納されます。

このコンポーネントは、HTML の <input type="file"> 要素に似ています。

ファイルアップロードコンポーネントでは、フィルタが使用されます。このフィルタは、Web アプリケーションの配備記述子で設定された com.sun.webui.jsf.util.UploadFilter オブジェクトです。UploadFilter では、Apache commons の fileupload パッケージが使用されます。場合によって、次の 2 つのケースでこれらの設定の変更が必要になることがあります。

アップロードされたファイルと、そのファイルに関する情報は、com.sun.webui.jsf.model.UploadedFile のインスタンスに格納されます。このオブジェクトを使用することで、ファイルの内容を String 型で取得したり、内容をディスクに書き込んだり、ファイルの名前やサイズなどのプロパティーを取得したりできます。メモリーを節約するため、内容とファイルのデータは、ファイルがアップロードされた HTML 要求の処理中にのみ使用可能です。アップロードされたファイルの内容にアクセスするには、「uploadedFile」プロパティーを、com.sun.webui.jsf.model.UploadedFile 型の Bean プロパティーにバインドします。ファイルは設定メソッドまたはアクションメソッドで処理します。

UploadedFile インタフェースには、ファイルの名前とサイズを取得したり、ファイルの MIME タイプ (text/plain あるいは image/jpeg など) を特定したり、ファイルの内容をバイトまたは String 型として取得したり、内容をディスクに書き込んだりするためのメソッドがあります。また、ファイルアップロードコンポーネントの preservePath プロパティを設定すると、getClientFilePath() メソッドを呼び出して UploadedFile Bean から保持されたパスを取得できます。詳細は、Java エディタで、宣言文内の UploadedFile を右クリックし、ポップアップメニューから「Javadoc を表示」を選択してください。

関連項目
ファイルアップロードの「プロパティー」ウィンドウ
コンポーネントのプロパティーのバインド
コンポーネントの手順
コンポーネント関連の手順早見表
Visual Web の「パレット」について

著作権と商標について