「パレット」の「Woodstock レイアウト」カテゴリにあるタブセットコンポーネント
は、タブコンポーネントのセットのコンテナです。
タブセットの一般的な使用方法は、次の通りです。
タブセットコンポーネントには タブコンポーネント
が含まれ、タブコンポーネントはほかのタブコンポーネントを含むことができます。タブセットをページに追加すると、これらのコンポーネントはに階層構造で表示されます。
タブセットに新しいタブを追加する方法は、タブセットコンポーネントを右クリックし、「追加 タブ」を選択する方法と、新しいタブコンポーネントをタブセットまたは別のタブコンポーネントにドロップする方法があります。
新しいタブコンポーネントを、ビジュアルデザイナーにあるタブセット内の既存のタブの右側または左側にドロップすると、同じレベルに新しいタブを作成できます。タブセット内のタブは、ほかのタブのコンテナになることもできます。タブコンポーネントを既存のタブにドロップした場合、新しいタブはドロップ先のタブの子になります。タブの最大レベル数は 3 つです。
たとえば次の図は、3 つのレベルのタブがあるタブセットを示しています。タブ 1 には、タブ 4、タブ 5、タブ 6 の 3 つの子タブがあります。タブ 4 には、タブ 7、タブ 8 の 2 つの子タブがあります。

タブセットコンポーネントでは、「selected」プロパティーに値を設定することによって、選択状態で描画するタブを決定します。デフォルトでは、「selected」プロパティーはコンポーネントに作成された最初のタブに設定されます。Web ページのデザイン中にタブをクリックすると、そのタブが選択状態のタブになります。前出の図に示すように、選択状態のタブは色が変化するため、デザイン時にどのタブが選択状態か判別できます (前出の図の例では、タブ 1、タブ 4、およびタブ 7 が選択状態)。
selected」プロパティーは更新されず、タブセットはその前に選択されていたタブを「selected」プロパティーの値として出力します。つまり、デフォルトでは、現在のタブの入力コンポーネントのすべての値が有効にならないと、タブ間の移動ができません。この動作は、ウィザードのように、ほかのタブに移動する前に、あるタブの入力コンポーネントの値を設定する必要がある場合に便利です。
この動作を回避するには、タブセットの「immediate」プロパティーを True に設定します。ただし、タブセットの「selected」プロパティーを正確にバインドすることができなくなります。バインドされた値は、すべて有効な入力コンポーネントの場合は更新されますが、現在のタブに無効な入力コンポーネントがある場合は更新されません。
immediate」プロパティーの設定がタブセットの動作に与える影響について示します。
immediate」プロパティーが False で、タブ 1 および 2 にバリデータを使用する必須フィールドを含む。妥当性検査エラーがスローされ、妥当性検査エラーが解決するまでタブの切り替えができません。immediate」プロパティーが True で、タブが False で、タブ 1 および 2 にバリデータを使用する必須フィールドを含む。妥当性検査エラーはスローされますが、タブの切り替えはできます。
immediate」プロパティーが True で、タブ 1 および 2 にバリデータを使用する必須フィールドを含む。妥当性検査エラーはスローされず、タブの切り替えができます。immediate」プロパティーが False で、タブが True で、タブ 1 および 2 にバリデータを使用する必須フィールドを含む。タブ間の切り替えはできません。