スキーマで制約された XML ドキュメントでのコード補完の概要
関連項目
XML ドキュメントが XML スキーマで制約されている場合は、XML ファイルでコード補完を使用できます。スキーマソースファイルでは、この制約がスキーマのルート要素の xsi:schemaLocation または xsi:noNamespaceSchemaLocation 属性で表されます。一般に、xsi:schemaLocation はターゲット名前空間を持つスキーマに使用し、xsi:noNamespaceSchemaLocation はターゲット名前空間を持たないスキーマに使用します。
一般的な規則として、ルート要素でスキーマの場所に必要な情報が提供されると、IDE はそれらのスキーマに基づいてコード補完を提示します。IDE は次の順番でスキーマを検出しようとします。
- ローカルファイルシステムを調べてスキーマを見つけます。
- ローカルファイルシステムに見つからない場合は、実行時カタログのルックアップを実行します。
- 見つからない場合は、それらをインターネットからフェッチしてローカルにキャッシュし、それらを使用して CC を提供してみてください
コード補完機能には、2 つのコード補完のタイプがあります。
- 要素コード補完。既存の親要素の内側に開始タグ (<) を入力すると、その親要素の子要素が一覧表示されます。たとえば、スキーマに purchaseOrder という親要素があるとします。開始タグ (<) を入力すると、コード補完ボックスに purchaseOrder のすべての子要素が表示されます。
- 属性コード補完。要素タグ内でスペースキーを押すと、その要素の属性のリストがコード補完ボックスに表示されます。
XML インスタンスドキュメントでコード補完を使用する方法は複数あります。
XML ドキュメントで XML タグを補完する
- ソースエディタで XML ドキュメントを開き、内容の追加を開始する位置にカーソルを移動し、開始の小なり括弧 (<) を入力します。
既存の要素でコード補完を使用する場合は、カーソルを要素内に位置付け、スペースキーを押すか、コード補完を起動する任意の文字を入力します。
- 手順 1 のあと、一時停止するか、または Ctrl-スペースキーを押します。
コード補完ボックスが開きます。このボックスには、スキーマ要素のスクロールリストがあります。要素のリストは、現在の XML ファイルを制約する XML スキーマファイルに基づいたものになります。
- 「コード補完ボックスでの値の選択」の説明に従って、値を選択します。
属性を持つコンポーネントを選択した場合は、次にスペースキーを押すと、その属性のコード補完ボックスが起動されます。
次の中から最も便利な方法を使用して、コード補完ボックスで値を選択します。
- 入力を続けると、リスト内の選択項目の範囲が狭まります。
- マウスまたはナビゲーションキー (上下矢印、Page Up、Page Down、Home、End) を使用してリストをスクロールし、エントリを選択します。
- Enter キーを押して補完ボックスで選択した式をファイルに入力し、補完ボックスを閉じます。あるいは、コード補完ボックスのエントリをダブルクリックします。
- 関連項目
- XML スキーマツールについて
- コード補完機能の使用方法
- ローカル DTD または XML スキーマリソースの登録
著作権と商標について