「WSDL」ビューを使用したプロパティーおよびプロパティー別名の構成
関連項目
BPEL サービスエンジンでは、相互関係と呼ばれる仕組みが使用され、BPEL プロセスとそのパートナーサービスの間で一般的に発生し、長時間実行される複数のステートフルなメッセージ交換を追跡します。
BPEL プロセスで相互関係を有効にする手順には、次の初期手順があり、この手順は WSDL ファイルで行う必要があります。
- WSDL ファイルに 1 つ以上のプロパティーを定義します。
プロパティー によって、ビジネスデータと、BPEL プロセスの大域コンテキストで重要な役割を果たす名前との間に関係が作成されます。各プロパティーは、グローバルに一意な名前 (たとえば claimNumberProperty) と型 (たとえば xsd:string) で構成されます。
- WSDL ファイルにプロパティー別名を定義します。
プロパティー別名 は、メッセージ部品の特定の要素または属性に、特定のプロパティーをマッピングします。プロパティー別名を作成するときは、そのプロパティーとメッセージを指定する必要があります。
WSDL ファイルでこの手順を実行すると、BPEL プロセスに相互関係セットを作成できます。相互関係セットは、1 つ以上のプロパティーを参照します。その相互関係セットは、メッセージアクティビティー (呼び出し、返信、受信)、およびピック要素のメッセージ時分岐によって使用されます。
WSDL ファイルにプロパティーを追加するには、次の手順に従います。
- 「WSDL」ビューで「拡張性要素」ノードを右クリックし、「追加」>「プロパティー」を選択します。
「拡張性要素」ノードにプロパティーノードが表示されます。
- 「プロパティー」ウィンドウが表示されない場合は、「ウィンドウ」>「プロパティー」を選択します。
- プロパティーノードを選択します。
- 名前プロパティーを設定します。
- ElementOrType プロパティーに、string や date などの組み込み単純型を設定できます。インラインスキーマを追加した場合、またはスキーマをインポートした場合は、スキーマから型を選択できます。
WSDL ファイルにプロパティー別名を追加するには、次の手順に従います。
- 「WSDL」ビューで「拡張性要素」ノードを右クリックし、「追加」>「プロパティー別名」を選択します。
「拡張性要素」ノードにプロパティー別名ノードが表示されます。
- 「プロパティー」ウィンドウが表示されない場合は、「ウィンドウ」>「プロパティー」を選択します。
- プロパティー別名ノードを選択します。
- propertyName プロパティーおよび ElementOrTypeOrMessagePart プロパティーに値を指定します。これらのプロパティーを使用すると、データをメッセージからプロパティー値にマッピングできます。
- クエリーを追加するには、プロパティー別名ノードを右クリックして「追加」>「クエリー」を選択します。
クエリーノードが表示されます。クエリーノードを使用して、クエリー言語とクエリーのテキストを設定できます。
- 関連項目
- 「WSDL」ビューについて
著作権と商標について