BPEL デザイナー: 手動での相互関係セットの追加

関連項目

4 つのステップでの相互関係

プロセス内で手動で相互関係を有効にするには、次の 4 つの基本ステップに従います。

  1. WSDL エディタを使用するか、「ナビゲータ」ウィンドウを使用して、WSDL ファイル内で 1 つ以上のプロパティーを定義します。
  2. WSDL エディタを使用するか、「ナビゲータ」ウィンドウを使用して、WSDL ファイル内でプロパティー別名を定義します。
  3. 1 つまたは複数のプロパティーを使用して、BPEL 図上のプロセスに 相互関係セット を定義します。
  4. 呼び出し、受信、返信、またはピックアクティビティーで送信または受信されたメッセージに、1 つまたは複数の相互関係セットを 関連付け ます。

次のいずれかの方法で、プロパティーやプロパティー別名を WSDL ファイルに追加できます。

インポートした WSDL ファイルにプロパティーとプロパティー別名を追加したあと、プロセス要素に相互関係セットを定義できます。

相互関係セットを定義するには、次の手順に従います。

  1. デザインビューで、プロセス要素を右クリックし、「追加」>「相互関係セット」を選択します。
    または、「ナビゲータ」ウィンドウの BPEL 論理ビューで「相互関係セット」ノードを右クリックし、「相互関係セットを追加」を選択します。
  2. 「相互関係セットを追加」ダイアログで、相互関係セットの名前を指定し、「追加」をクリックしてプロパティーを追加します。
  3. 「プロパティーの選択」ダイアログで、WSDL ファイルノードを展開し、セットに追加するプロパティーを選択します。
  4. (省略可) 「インポートしたファイルのみを表示」チェックボックスを選択解除し、インポートされなかった WSDL ファイルと XML スキーマファイルの内容を表示します。
  5. 「閉じる」をクリックします。

プロセス用に定義された相互関係セットには、大域的な可視性があります。相互関係セット名は、他の相互関係セット名の間で一意の名前にする必要があります。

相互関係セットを定義したあと、それを呼び出し、受信、または返信要素に追加します。相互関係セットをピックアクティビティーのメッセージ時分岐へ関連付けたり、イベントハンドラコンテナ要素のイベント時分岐へ関連付けたりすることもできます。

アクティビティーに相互関係セットを追加するには、次の手順に従います。

  1. デザインビューで、要素 (呼び出し、受信、返信、ピックのメッセージ時分岐、イベントハンドラコンテナ要素のイベント時分岐) をダブルクリックします。
  2. プロパティーエディタで、「相互関係」タブを選択し、「追加」をクリックします。
  3. 「相互関係セットの選択」ダイアログボックスで、「相互関係セット」ノードを展開し、相互関係セットを選択して「了解」をクリックします。
  4. 「開始」ドロップダウンリストから、この相互関係セットの開始属性を選択します。次のいずれかのオプションを選択できます。
  5. 呼び出しアクティビティーの場合、メッセージパターンを指定します。
    「パターン」ドロップダウンリストから、相互関係が外向きメッセージ (要求) または内向きメッセージ (応答) のいずれか、あるいはその両方 (要求-応答) を対象とするのかを指定するパターン属性を選択します。
  6. (省略可) 必要に応じてさらに相互関係セットを追加し、「了解」をクリックします。

相互関係の属性

同期呼び出しアクティビティー内の相互関係には、追加属性 pattern があります。この属性は、相互関係セットが要求メッセージと応答メッセージのいずれか、あるいは両方に適用されるのかを指定します。

関連項目
相互関係について。「相互関係」ウィザードの使用方法
「WSDL」ビューを使用したプロパティーおよびプロパティー別名の構成
ピック
呼び出し
受信

著作権と商標について