JSF 1.1 静的テキストコンポーネントの「プロパティー」ウィンドウ
関連項目
ビジュアルデザイナーで編集中のページまたは「ナビゲータ」ウィンドウ で静的テキストコンポーネント を選択すると、そのプロパティーが「プロパティー」ウィンドウに表示されます。
このコンポーネントのプロパティーの大部分は、ページ Bean では StaticText Java コンポーネントの JSP 属性およびプロパティーの両方になります。
このコンポーネントには、次のプロパティーがあります。
「一般」
id。 型: String
ページ Bean および JSP ファイルでの静的テキストコンポーネントの名前。
Appearance
style。 型: String
コンポーネントに適用する階層式スタイルシートの規則 (CSS レベル 2)。例:
position: absolute; left: 288px; top: 312px
値を直接入力するか、省略符号ボタン (...) をクリックしてスタイルエディタ を使用して入力します。
このプロパティーは、このコンポーネントのテーマまたはプロジェクトの CSS ファイルの設定をオーバーライドします。コンポーネントの一部が、別のスタイル設定の子コンポーネントによって隠されていると、このプロパティーに指定されているスタイルが適用されていないように見えることがあります。
CSS2 スタイル属性の一覧は、次の Web ページを参照してください。
styleClass。 型: String コンポーネントの生成時に適用する CSS スタイルクラスの空白区切りのリスト。スタイルクラスは、プロジェクトのスタイルシートまたはテーマの CSS ファイル内で定義されている必要があります。省略符号ボタン (...) を押すと、このプロパティーに追加できるすべてのスタイルが表示されます。プロジェクトの階層式スタイルシートに CSS のクラスや規則を追加する方法については、CSS エディタ を参照してください。
このプロパティーに追加されたクラスが、コンポーネントに対して効果がないように見えることがあります。このように見える理由については、上記の「style」プロパティーの注を参照してください。
text。 型: Object
ページに表示するテキスト。最初に表示する初期値を指定したり、省略符号ボタン (...) をクリックして、データプロバイダまたはオブジェクトにこのプロパティーをバインドし、プロパティーの値が動的に設定されるようにすることもできます。
Data
converter。 型: Converter
JavaServer Faces コンバータは、「text」プロパティーの値を「String」に変換し、表示できるようにします。使用可能な場合、コンポーネントは「text」プロパティーに適切なコンバータを選択し、ほとんどの場合、このプロパティーを設定する必要がないようにします。「text」プロパティーをコンバータのリストにない型の値にバインドする場合は、独自のコンバータを指定してこのプロパティーを設定する必要があります。
escape。 型: boolean
このプロパティーを選択すると、XML や HTML の「<」などの特殊文字がエスケープされます。たとえば、このプロパティーを選択した場合、「<」は「<」と表現されます。
動作
toolTip。 型: String
コンポーネントの HTML の title 属性になります。スクリーンリーダーで読み取ることができ、ツールチップとして表示できます。
コンポーネントが使用不可にされていると、ほとんどのブラウザでツールチップが表示されません。
visible。 型: boolean
描画される HTML ページでコンポーネントをユーザーに見えるようにするかどうかを指定します。このプロパティーはデフォルトで選択されています。このプロパティーを選択解除した場合、コンポーネントの HTML コードはページに描画されますが、スタイルの設定で非表示になっているので、コンポーネントをブラウザでは見ることができません。HTML コードが描画されているため、ブラウザでソースを表示すると HTML コードを見ることができます。このほか、Web アプリケーションはクライアント側の JavaScript を使用して、コンポーネントを表示/非表示にできます。
たとえば特定のユーザーには見せない情報が含まれているなど、コンポーネントを完全に非表示にする必要がある場合は、「rendered」プロパティーを選択解除します。
JavaScript
onClick。 型: String
ユーザーがコンポーネントをクリックしたときに実行する JavaScript。
onDblClick。 型: String
ユーザーがコンポーネントをダブルクリックしたときに実行する JavaScript。
onMouseDown。 型: String
マウスカーソルがコンポーネント上にあり、ユーザーがマウスボタンを押し続けているときに実行する JavaScript。
onMouseMove。 型: String
ユーザーがコンポーネント上でマウスカーソルを動かしているときに実行する JavaScript。
onMouseOut。 型: String
ユーザーがコンポーネント上に置かれていたマウスカーソルをコンポーネントの外に動かしたときに実行する JavaScript。
onMouseOver。 型: String
ユーザーがコンポーネント上でマウスカーソルを動かしているときに実行する JavaScript。
onMouseUp。 型: String
マウスカーソルがコンポーネントにあり、そこでユーザーがマウスボタンを離したとき実行する JavaScript。
詳細
rendered。 型: boolean
選択した場合、ページが送信されるたびにコンポーネントが描画され、処理されます。選択しなかった場合、コンポーネントがページに表示されることはなく、非表示コンポーネントとしても描画されません。このプロパティーは、コンポーネントをいつ描画するかを決定する JavaBean プロパティーにバインドできます。たとえば航空機の予約フォームで、頻繁に利用する顧客にはテキストフィールドを表示し、一般の利用客には表示しないようにできます。このプロパティーをバインドするには、プロパティーの右側にある省略符号ボタン (...) をクリックし、ダイアログで「バインドを使用」を選択します。
関連項目
静的テキストコンポーネント
コンポーネントの手順
コンポーネント関連の手順早見表
著作権と商標について