Visual Web JSF コンポーネントについて
関連項目
コンポーネントは、ページのビジュアルインタフェースの構築に利用できる再利用可能なユーザーインタフェース要素です。コンポーネントは、テキストやハイパーリンク、フォーム要素などの HTML ページ要素に変換されます。IDE 内のコンポーネントは JavaServer Faces テクノロジに基づいていて、JavaScript を使用しています。
これらのコンポーネントは JavaScript を使用しているため、Web アプリケーションのユーザーは使用する Web ブラウザの JavaScript を有効にする必要があります。このほかに、アプリケーションのユーザーは、Web ブラウザの Cookie と CSS を有効にする必要があります。
コンポーネントには、ページ上の特定のコンポーネントの外観や状態、あるいはその他の特徴を表すプロパティーがあります。プロパティーは、「プロパティー」ウィンドウの使用 によって編集できます。また、データベースや Web サービスなど、ほかのコンポーネントに含まれている値にプロパティーをバインドする こともできます。
デフォルトでは、Visual Web JSF ページに追加するコンポーネントはページ上に次のように配置されます。ビジュアルデザイナーで配置した位置が、最終的な HTML ページ上に表示される位置になります。「手前へ」および「奥へ」メニュー項目を使用して、コンポーネントを別のコンポーネントの上に積み重ねる ことができます。また、「グリッドパネル」や「グループパネル」コンポーネントを使ってコンポーネントを入れ子にする こともできます。
最終的にコンポーネントには、ページを送信したときに実行されるイベントハンドラ (Java 言語で記述) に関連付けることができます。
コンポーネントのカテゴリ
コンポーネントは、 に格納され、各カテゴリにグループ化されます。コンポーネントビューでカテゴリをクリックすると、カテゴリに属するコンポーネントを参照することができます。
コンポーネントビューには次のカテゴリがあります。
Woodstock 基本 。ボタン、表、ドロップダウンリスト、テキストフィールドなど、使用する頻度が高いコンポーネント。
Woodstock レイアウト。 ページの編成または書式設定を主な目的とするコンポーネント。たとえば、コンポーネントをグリッド上に配置する「グリッドパネル」コンポーネントや、コンポーネントをグループ化する「グループパネル」コンポーネントなど。
Woodstock 複合。 構成がより複雑で、特殊な目的を持つコンポーネント。たとえば、項目を一覧表示してユーザーがほかのリストにこの項目を追加できる「追加・削除リスト」コンポーネントや、サイト階層内の上位のページへのハイパーリンクの一覧を表示する「パンくずリスト」コンポーネントなど。
バリデータ。 ユーザーが入力したデータの妥当性検査に使用できる値チェッカーのセット。
コンバータ。 コンポーネントで必要に応じて String データ型とその他のデータ型間の変換を行うことができるデータコンバータのセット。
標準。 IDE に付属する標準 JavaServer Faces コンポーネントのオリジナルセット。これらは「基本」、「レイアウト」、「複合」の各コンポーネントのように洗練されておらず、使いやすくありません。たとえば、標準コンポーネントはテーマに含めることができません。また、その構造は一般に「基本」のコンポーネントよりも複雑です。
拡張。 上級ユーザー向けの JavaServer Pages マークアップタグのセット。このコンポーネントは可視ではありません。JSP や JavaServer Faces テクノロジの経験がある開発者に役立ちます。
データプロバイダ。 データベース表や JavaBeans オブジェクトなどのデータソースへのインタフェースとなるコンポーネントのセット。
拡張データプロバイダ。 上級ユーザー専用の一連のデータプロバイダ。これらのデータプロバイダは、通常は自動的に作成され、別個に追加する必要がありません。
コンポーネントの表示と管理
コンポーネントは次の方法で表示、管理できます。
を使用して、コンポーネントをビジュアルデザイナーにドラッグして、操作します。
を使用して、ページ上にコンポーネントの階層リストを表示します。「ナビゲータ」ウィンドウでコンポーネントを選択すると、ビジュアルデザイナーでそのコンポーネントが選択されます。この逆も行えます。コンポーネントは、特にサブコンポーネントの階層内で場所を変更する場合には、ビジュアルデザイナーより「ナビゲータ」ウィンドウのほうが選択しやすい場合があります。「ナビゲータ」ウィンドウでコンポーネントノードを右クリックすると、ビジュアルデザイナーで右クリックした場合と同じポップアップメニュー項目を選択できます。
注: コンポーネントを Java コードで書く予定の場合は、そのコンポーネントにバインド属性を手動で追加する必要があります。実行するには、コンポーネントを右クリックして「バインド属性を追加」を選択します。
関連項目
コンポーネントの手順
Visual Web の「パレット」について
「ナビゲータ」ウィンドウについて
コンポーネント関連の手順早見表
ページについて
著作権と商標について