BPEL デザイナーの変数について

関連項目

BPEL プログラミングにおける変数は、ほかのプログラミング言語と同じように機能し、一時的な値を保持したり、式の一部になったり、外部のパートナーにパラメータとして渡されたりします。通常、パートナーサービスと送受信するすべてのメッセージに変数が必要です。BPEL デザイナーは、次の型の変数をサポートしています。

大域変数とローカル変数

プロセスのルートで定義された変数は大域変数であり、これらはプロセス全体に渡って大域的な可視性を持ちます。しかし、特定のスコープ内で定義された変数は、そのスコープと、そのスコープの入れ子になっているスコープの内部でのみ可視となります。これらの変数は、ローカル変数と呼ばれます。内部のスコープ要素について定義された変数は、それより上にある同じ名前で定義された変数を隠すことができます。

変数の名前は、同じスコープ内で定義されているすべての変数の間で一意の名前にしてください。

変数の使用

変数を使用するには、次の基本的な手順に従います。

変数データの コピー と式の作成

BPEL マッパーを使用して、1 つの変数から別の変数へデータをコピーできます。データのコピーについての詳細は、「 BPEL マッピングの作成 」を参照してください。

BPEL マッパーを使用すると、XPath 1.0 式を必要とするビジネスプロセス要素用に XPath 1.0 式を作成することもできます。

リファクタリング

BPEL デザインナーは、定義された変数名とその使用状況の同期を自動的にとります。たとえば、変数の名前を変更すると、XPath 式の内部にある変数名の使用状況も含めた、その変数のすべての使用状況が、新しい名前を反映するよう自動的に調整されます。BPEL デザイナーでのリファクタリング規則についての詳細は、「 BPEL プロセスでのリファクタリング 」を参照してください。

関連項目
変数の作成
BPEL マッパーについて
BPEL デザイナーナビゲーター: BPEL 論理ビュー

著作権と商標について