BPEL デバッガでのフォルトブレークポイントの使用

関連項目

フォルトブレークポイントは、フォルトがスローされる前の変数の状態を監視するための特殊なブレークポイントです。この種類のブレークポイントを使用して、BPEL プロセスがフォルト状態になる前のデータを評価することで、フォルトの原因を効果的に把握することができます。

BPEL 内にフォルトブレークポイントを設定するには、次の手順に従います。

  1. IDE のデザインビューで BPEL ファイルを開きます。
  2. 図の中で任意の要素を選択し、メインメニューから「実行」>「新規ブレークポイント」を選択します。
  3. 「新規ブレークポイント」ダイアログで、「デバッガ」ドロップダウンリストから「BPEL」を選択します。
    「ブレークポイントの種類」は自動的にフォルトに設定されます。
  4. 「プロセスのターゲット名前空間」フィールドと「プロセス名」フィールドの値を確認します。これらのフィールドは自動的に入力されます。
  5. 「特定のプロセスのすべてのフォルト」チェックボックスはデフォルトで選択されます。次のいずれかの操作を実行できます。
  6. 「閉じる」をクリックします。
    「ブレークポイント」ウィンドウを開き、設定したフォルトブレークポイントを確認します。フォルトブレークポイントは図や「ナビゲータ」ウィンドウには表示されません。

テストケースを実行すると、フォルトが発生したときにプロセスが一時停止します。「局所変数」ウィンドウで、フォルトがスローされる前の変数の値を確認できます。

BPEL プロセスからフォルトブレークポイントを削除するには、次の手順に従います。

  1. 「ウィンドウ」>「デバッグ」>「BPEL」>「ブレークポイント」を選択して「ブレークポイント」ウィンドウを開きます。
  2. 削除するフォルトブレークポイントを右クリックし、「削除」を選択します。
    ポップアップメニューから「すべて削除」を選択すると、現在 IDE に設定されているすべてのブレークポイントが削除されます。

フォルトブレークポイントを無効にするには、次の手順に従います。

関連項目
BPEL プロセスをデバッグするためのブレークポイントの使用
「局所変数」ウィンドウ
BPEL デバッグセッションの開始と終了

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