ピック
関連項目
ピック要素はビジネスプロセスをブロックし、指定されたイベントの 1 つが発生するまで待ちます。指定されたイベントが発生したあと、そのイベントに関連したアクティビティーが実行されます。ピックアクティビティーに関与する可能性があるイベントは、タイマーに基づいたメッセージまたは「アラーム」の到着です。これらのイベントの発生は、相互排他的です。1 つ以上のイベントが発生した場合、実行するアクティビティーの選択は、どのイベントが最初に発生したかによって決まります。
ピックアクティビティーは、メッセージ時とアラーム時という 2 つの分岐を提供します。最初に条件が満たされた (つまり、メッセージが受信されるか、指定された締切期限が過ぎた) 分岐が実行されます。図にピック要素を追加すると、この要素に自動的に 1 つの onMessage 文が組み込まれ、ユーザーはその中に、プロセスがパートナーサービスから待つメッセージのプロパティーを指定します。それぞれのピック要素には、少なくとも 1 つの onMessage 文を組み込む必要があります。アラーム時 分岐にはタイマーが含まれており、これを使用してプロセスの待ち時間を指定できます。
ピック要素を使用するには、次の手順に従います。
- デザインビューで、パレットから図へピック要素をドラッグします。
- 図上でピック要素を選択します。
「プロパティー」ウィンドウに「ピック」プロパティーが表示されます (Ctrl-Shift-7)。
- (省略可)「プロパティー」ウィンドウで、「インスタンスを作成」チェックボックスを選択してインスタンスの作成を可能にします。この属性は、ピック要素が、指定されたパラメータを持つメッセージを受信したあと、ビジネスプロセスのインスタンスを開始するときに使用されます。
新しいプロセスのインスタンスを開始しない場合は、「インスタンスを作成」チェックボックスが選択されていない状態のままにします。
- onMessage 分岐内で、受信要素を選択し、プロセスが待つメッセージのプロパティーを設定します。Receive 要素の説明に従ってください。
- パレットから、実行される予定のアクティビティーをドラッグし、メッセージ時分岐の内部に配置します。アクティビティーのプロパティーを設定します。
- (省略可) さらにメッセージ時分岐を追加するには、「追加」>「メッセージ時」をポップアップメニューから選択し、前述のようにそれらの分岐を構成します。
- (省略可) 次の手順に従って、1 つ以上のアラーム時分岐を追加します。
ピック要素にアラーム時分岐 (タイマー) を追加するには、次の手順に従います。
- ピック要素を右クリックし、ポップアップメニューから「追加」>「アラーム時」を選択します。
- アラーム時分岐に次の条件を指定します。
- 固定の日付または継続時間を指定するには、「プロパティー」ウィンドウで、「アラーム」ドロップダウンリストから次のいずれかの有効期限の型を選択します。
- For 。遅延期間を設定するには、この型を選択します。
- Until 。この型を選択して時刻を指定すると、プロセスはその時刻まで遅延します。
- 次の行で、省略符号ボタン (...) をクリックし、選択した有効期限の型に従って時刻を指定します。
- パレットから、実行される予定のアクティビティーをドラッグし、アラーム時分岐の内部に配置します。アクティビティーのプロパティーを設定します。
- (省略可) 前述のように、1 つ以上のアラーム時分岐を追加します。
- 関連項目
- 受信
- 相互関係について。「相互関係」ウィザードの使用方法
- BPEL マッパーについて
- BPEL デザイナーパレット: 構造化アクティビティー
- BPEL デザイナーのデザインビューについて
著作権と商標について