XPath 関数リファレンス
関連項目
BPEL マッパーのメニューバーで、一連の XPath 関数を使用できます。それらの関数は、XPath 1.0 仕様に基づいています。メニューにはいくつかの XPath 拡張関数も含まれます。
それぞれの関数には、ゼロ個以上の引数があります。それぞれの関数は 1 つの結果を返します。
メニューバーには、「演算子」、「論理」、「文字列」、「ノード」、「数値」、「日付と時刻」、「BPEL」の各ドロップダウンメニューがあります。
演算子
「演算子」メニューには、次の関数が含まれています。
- より大きい
- より大きいか等しい
- より小さい
- より小さいか等しい
- 加算
- 減算
- 乗算
- 除算
- 残余
- 負
- 等しくない
- 等しい
論理
「論理」メニューには、次の関数が含まれています。
- 論理積は、次のロジックを使用します。両方の引数が真の場合、この関数は真を返します。どちらかの引数が偽の場合、この関数は偽を返します。
- 論理和は、次のロジックを使用します。いずれかの引数が真の場合、この関数は真を返します。両方の引数が偽の場合、この関数は偽を返します。
- 否定は、次のロジックを使用します。引数が偽の場合、この関数は真を返します。引数が真の場合、この関数は偽を返します。
- 言語は、コンテキストノードの言語が、引数内で指定された言語またはそのサブ言語であるかどうかに応じて、真または偽を返します。
- 論理偽は、偽を返します。
- 論理真は、真を返します。
- 論理は、引数を boolean に変換します。ロジックの詳細については、XPath 1.0 仕様を参照してください。
文字列
「文字列」メニューには、次の関数が含まれています。
- 含むは、次のロジックを使用します。第 1 引数の文字列に第 2 引数の文字列が含まれている場合、この関数は真を返します。それ以外の場合、この関数は偽を返します。
- 空白を正規化は、空白を正規化した引数文字列を返します。先行または後続する空白は削除され、空白文字の並びが 1 つの空白文字に置き換えられます。
- 文字列は、オブジェクトを文字列に変換します。
- …で始まるは、次のロジックを使用します。第 1 引数の文字列が第 2 引数の文字列で始まる場合、この関数は真を返します。それ以外の場合、この関数は偽を返します。
- 文字列長は、文字列内の文字の数を返します。
- 部分文字列は、第 1 引数の部分文字列として、第 2 引数で指定された位置から始まり、第 3 引数で指定された長さの文字列を返します。最初の文字の位置は 1 で、2 番目の文字の位置は 2 となり、以下同様です。第 3 引数は省略できます。第 3 引数が指定されなかった場合、この関数は、第 2 引数で指定された位置から始まって文字列の終わりまで続く部分文字列を返します。
- 前方部分文字列は、第 1 引数の部分文字列として、第 1 引数の文字列内で第 2 引数の文字列が最初に現れる場所より前にある文字列を返します。第 1 引数の文字列に第 2 引数の文字列が含まれていない場合、この関数は空の文字列を返します。
- 後方部分文字列は、第 1 引数の部分文字列として、第 1 引数の文字列内で第 2 引数の文字列が最初に現れる場所の直後にある文字列を返します。第 1 引数の文字列に第 2 引数の文字列が含まれていない場合、この関数は空の文字列を返します。
- 置換は、第 1 引数の文字列を、その中の第 2 引数の文字列内にある文字に該当する文字を第 3 引数の文字列内の対応する位置にある文字に置き換えて返します。
- 連結は、複数の引数を連結したものを返します。
- 文字列リテラルを使用すると、文字列リテラルを入力できます。
ノード
「ノード」メニューには、次の関数が含まれています。
- ローカル名は、ドキュメント順の最初にある引数ノードセット内のノードの拡張名から、そのローカル部分だけを返します。拡張名は、ローカル部分と名前空間 URI からなります。
- 名前は、ドキュメント順の最初にある引数ノードセット内のノードの拡張名を表す修飾名を返します。拡張名は、ローカル部分と名前空間 URI からなります。
- 名前空間 URI は、ドキュメント順の最初にある引数ノードセット内のノードの拡張名から、名前空間 URI だけを返します。拡張名は、ローカル部分と名前空間 URI からなります。
- 位置は、コンテキストの位置を返します。
- 最後は、コンテキストのサイズを返します。
- 数は、引数ノードセット内のノードの数を返します。
数値
「数値」メニューには、次の関数が含まれています。
- 数値は、引数を数値に変換します。ロジックの詳細については、XPath 1.0 仕様を参照してください。
- 数値リテラルを使用すると、数値リテラルを入力できます。
- 丸めは、引数に最も近い整数を返します。
- 総和は、引数ノードセット内の各ノードについて、ノードの文字列値を数値に変換した結果の合計を返します。
- 床関数は、引数を上回らない最大の整数を返します。
- 天井関数は、引数を下回らない最小の整数を返します。
日付と時刻
「日時」メニューには、次の関数が含まれています。
- 現在日付は、現在の日付を提供します。
- 現在時間は、現在の時刻を提供します。
- 現在日時 は、現在の日付と時刻を提供します。
- 期間リテラルを使用すると、期間のリテラルを入力できます。XML スキーマ仕様で指定されているフォーマットを使用してください。
BPEL
「BPEL」メニューには、次の XPath 拡張関数が含まれます。
- doXslTransform。WS-BPEL 仕様で定義されている XPath 拡張関数です。BPEL 代入アクティビティー内で XSLT 変換を呼び出すために使用できます。
- サービス参照でラップ。doXslTransform 関数の特殊なケースで、データを ServiceRefType に変換するために使用します。この関数は、動的アドレス指定を使用しやすくします。
- doMarshal はオブジェクトのシリアライズを行います。
- doUnMarshal はオブジェクトのシリアライズを解除します。
- 関連項目
- BPEL マッピングの作成
- BPEL マッパーについて
- 述語の操作
著作権と商標について