Java GUI アプリケーションの配備
関連項目
作成したアプリケーションを IDE の外でも操作するためには、アプリケーションの配備時に追加の JAR ファイルをいくつか含める必要があります。
配備したアプリケーションで、次の JAR ファイルが必要な場合があります。
- swing-layout-1.0.3.jar。このライブラリには、GroupLayout レイアウトマネージャーなど、レイアウト関連のさまざまな拡張が含まれます。このライブラリは Java プラットフォームの version 6 に含まれているため、JRE の version 6 を含む環境に配備する場合は、アプリケーションと一緒にパッケージ化する必要はありません。
- appframework-1.0.3.jar および swing-worker-1.1.jar。これらのライブラリは Swing Application Framework を表します。アプリケーションの作成に「Java Desktop Application」テンプレートを使用する場合に必要です。JDK 6 では、Java プラットフォームに Swing Application Framework は含まれていません。
- Beans のバインド。このライブラリは Beans のバインドをサポートします。「Java Desktop Application」テンプレートのデータベースシェルを使用してアプリケーションを作成している場合や、「バインド」ダイアログを使用してアプリケーションを作成した場合は、このライブラリが必要です。JDK 6 では、Java プラットフォームに Beans のバインドライブラリは含まれていません。
- これらの JAR ファイルは、システム内の次のフォルダに存在します。
<NetBeans インストールフォルダ>/java2/modules/ext/ (Beans のバインドおよび Swing Application Framework ライブラリ)<NetBeans インストールフォルダ>/platform9/modules/ext/ (Swing レイアウト拡張ライブラリ)
GUI アプリケーションの配布の準備
IDE は、GUI アプリケーションが実行時にこれらのライブラリを参照できるよう、ライブラリの JAR ファイル (およびプロジェクトのクラスパス上にあるその他の JAR ファイル) を、ユーザーがプロジェクトを構築するたびに dist/lib フォルダへ自動的にコピーします。また、IDE は個々の JAR ファイルをアプリケーション JAR の manifest.mf ファイル内の Class-Path 要素にも追加します。
- アプリケーションがこれらのライブラリのいずれかのサポートを利用していない場合は、dist/lib フォルダにライブラリは含まれません。
GUI アプリケーションを IDE 外に配布する準備を行うには、次の手順に従います。
- プロジェクトの dist フォルダ (lib フォルダを含む) を ZIP アーカイブに圧縮します。
スタンドアロン GUI アプリケーションの実行
GUI アプリケーションのアーカイブを配布すると、そのアプリケーションを IDE の外部でコマンド行から実行できます。
スタンドアロンの GUI アプリケーションをコマンド行から実行するには、次の手順に従います。
- プロジェクトの dist フォルダまで移動します。
- 次を入力します。
java -jar jar_name.jar
- 関連項目
- IDE の外部に配備する JAR ファイルの準備
- GUI ビルダーによる Java GUI のデザイン
- GUI ビルダー関連の手順早見表
著作権と商標について