デフォルトの実行構成の定義
関連項目
実行構成は、もっとも頻繁に使用される PHP 開発ユースケースに対応しています。実行構成とは、PHP プロジェクトの実行用に保存された設定です。1 つのプロジェクトに対して複数の構成を定義し、その構成間で切り替えることができます。実行構成は、実行およびデバッグの両方に適用されます。
注: プロジェクトの作成中に、デフォルトの実行構成が定義されます。追加の実行構成を定義するには、プロジェクト設定をカスタマイズします。
プロジェクトに対してデフォルトの実行構成を設定するには、「実行方法」ドロップダウンリストから適切なオプションを選択します。次のオプションがあります。
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ローカル Web サイト。この実行構成を使用するには、Apache http サーバーがインストールされていて実行中である必要があります。
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リモート Web サイト (FTP)。この構成を使用するには、リモートサーバー上にホスティングのアカウント、およびこのサーバー上に FTP のアカウントが必要です。
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スクリプト。この実行構成では、Web サーバーがインストールされていて実行中である必要はありません。必要なのは PHP エンジンだけです。
ローカル Web サイト
「実行方法」ドロップダウンリストから「ローカル Web サイト」を選択します。以後の手順はプロジェクトの種類によって異なります。
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「プロジェクト URL」フィールドで、自動的に生成された URL アドレスを確認します。Apache HTTP サーバーがデフォルトの 80 番ポートで待機していることを確認します。していない場合、次のようにポート番号を明示的に指定します。
localhost:<ポート番号>
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プロジェクトのソースファイルに別のストレージを設定するには、「ファイルをソースフォルダから別の場所にコピー」チェックボックスを選択します。
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「フォルダにコピー」フィールドでストレージの場所を指定します。
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「ファイルをソースフォルダから別の場所にコピー」チェックボックスを選択します。
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「フォルダにコピー」フィールドで、ソースファイルを保存する、Web サーバー上のフォルダを指定します。必要に応じて「参照」ボタンを使用します。
フィールドにはデフォルトで、<ドキュメントルート>\<新規 PHP プロジェクト> というパスが指定されています。
ドキュメントルートは、Web サーバーがブラウザで開くファイルを探すフォルダです。ドキュメントルートは、Web サーバーの構成ファイルで指定されています。
ウィザードは、Apache のインストール種類を検出し、htdocs フォルダのデフォルトの場所へのパスを提供します。Apache サーバーまたは AMP パッケージのインストール中にデフォルトの設定を受け入れた場合は、ドロップダウンリストから適切なパスを選択します。
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「プロジェクト URL」フィールドで、自動的に生成された URL アドレスを確認します。Apache HTTP サーバーがデフォルトの 80 番ポートで待機していることを確認します。していない場合、次のようにポート番号を明示的に指定します。
localhost:<ポート番号>
リモート Web サイト
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「実行方法」ドロップダウンリストから「リモート Web サイト (FTP)」を選択します。
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「FTP 接続」ドロップダウンリストから、適切な接続プロファイルを選択します。
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FTP 接続のプロファイルを作成、更新、または削除するには、「管理」をクリックします。「リモート接続を管理」ダイアログが開き、現在の FTP 接続プロファイル設定がフィールドに表示されます。
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新規の FTP 接続プロファイルを作成するには、「追加」をクリックします。「新規接続を作成」ダイアログが開きます。
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「接続名」フィールドで、新規接続の名前を入力し、「了解」をクリックします。「リモート接続を管理」ダイアログが表示され、「接続名」表示フィールドに新規接続名が表示されます。
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「型」ドロップダウンリストから「FTP」を選択します。
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「ホスト名」フィールドで、FTP アカウント作成の確認メッセージに記載されていた FTP サーバー名を入力します。
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「ポート」フィールドで、21 を指定します。
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「ユーザー名」フィールドで、FTP アカウント作成の確認メッセージに記載されていた FTP ユーザー名を入力します。
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「パスワード」フィールドに入力します。
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「初期ディレクトリ」フィールドで、FTP サーバー上のアカウントディレクトリの名前を入力し、「了解」をクリックします。「実行構成」パネルに戻ります。
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「アップロードディレクトリ」フィールドで、初期ディレクトリのサブフォルダの名前を入力します。ここにソースファイルがアップロードされます。このフィールドの下のプロンプトに FTP ホストの URL が表示されます。
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どの時点でファイルをアップロードするかを指定するには、「アップロードファイル」ドロップダウンリストから適切なオプションを選択します。使用可能なオプションは、「手動」および「実行時」です。
スクリプト
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「実行方法」ドロップダウンリストから「スクリプト」を選択します。
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PHP エンジンの場所を指定するには、「PHP インタプリタ」フィールドの横にある「設定」ボタンをクリックします。「オプション」ダイアログの「PHP」タブが開きます。
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「PHP 5 インタプリタ」フィールドで、php.exe ファイルへのパスを指定します。必要に応じて「参照」ボタンを使用します。
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スクリプトの実行結果の表示方法を指定するには、「結果を開く場所」領域で適切なチェックボックスを選択します。次のオプションがあります。
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出力ウィンドウ。スクリプト実行の結果は、IDE エディタウィンドウの下部にある出力ウィンドウに表示されます。
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Web ブラウザ。スクリプト実行の結果は、HTML ファイルの形式でデフォルトのブラウザウィンドウに表示されます。
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エディタ。スクリプト実行の結果は、HTML ファイルとして IDE エディタウィンドウに表示されます。
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「閉じる」をクリックします。「オプション」ダイアログが閉じ、システムは「実行構成」パネルに戻ります。
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関連項目
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PHP の学習
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開発済みソースを使用しない新規 PHP プロジェクト
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開発済みソースファイルの新規プロジェクトへのインポート
著作権と商標について