ヘルプ目次には、ワークベンチ・コマンドへのリンクを作成することができます。ユーザーがリンクをクリックすると、コマンドが実行されます。このフィーチャーは、Javascript を使用して文書 HTML と Eclipse Java ランタイムの間をブリッジする点で、アクティブ・ヘルプと類似しています。また、アクティブ・ヘルプと同じように、コマンド・フレームワークは拡張可能です。したがって、新しいコマンドを興味のある振る舞いでコントリビュートできます。ただし、アクティブ・ヘルプと異なり、ワークベンチ内ですでに大量の有用なコマンドが定義済みで、さらに常に追加されています。このことは文書作成者にとっては魅力的です。既存のコマンドにリンクするために、Java コードを書く必要がないからです。
コマンド・リンクは以下のために使用できます。
「一般」> 「外観」などの固有の設定ページを開く。
新規パースペクティブを選択するか、
Java 参照パースペクティブのような定義済みのパースペクティブに切り替える。
開くビューを選択するか、
ブックマーク・ビューのような定義済みのビューを開く。
新規プラグイン・プロジェクト・ウィザードおよび
設定のエクスポート・ウィザードのようなウィザードを開く。
虎の巻を開く。
メッセージ・ダイアログを開く。
「Eclipse SDK について」ダイアログを開く。
使用可能なコマンドの範囲を確認するには、
「一般」>「キー」設定ページを参照してください。このページを使用して、使用可能コマンドのリストを表示するように、コマンドのキー・シーケンスをバインドします。
すべてのコマンドが、ヘルプ目次から有用なことを行うわけではないことに注意してください。多くのコマンドは、ある程度狭いコンテキスト内 (特定のビュー、または特定の選択タイプを予期するコンテキスト) で作業するように設計されています。
独自のコマンドを定義したい場合は、 org.eclipse.core.commands API パッケージ、org.eclipse.ui.commands および org.eclipse.ui.handlers 拡張ポイントのための文書を参照してください。